【08.天文台:『火/THE FIREY』】
GM:シーンプレイヤーが奏多に戻りますね。どこに行きます?
天音:[天文台]じゃないの?
奏多:だよね。[天文台]に行きます。
一同:登場しまーす。
GM:(カードを見る)天文台からは、一際輝く星が見えます。その星は、少しずつ大きくなっていますね。
たま:きらーん。
GM:よく見ると、燃え上がった星が近付いてきています。(カードを公開)『火(ファイアリー)』ですね。イストグラムです。
エルメス:おお、これはやばい。死んでしまう。
GM:その星が特に目立つんですが、実は他にも同じようなのが降ってきています。
エルメス:「これは…すなわち、世界の滅亡では?」
たま:「オレ様は、これを早く止めなきゃいけねぇ。なんせ、オレ様の魔法は水だからな!(どやぁ)」
一同:本当だ!
エルメス:「テス、私は知っています。水は、炎に強い」
GM:これまで通りの方式で、判定は【社会】20です。
たま:できる限り、被害を抑えましょう。《キャスト:水》を使う演出で、【心】で判定します。スキルは…〈魔法儀式〉で簡易的な儀式を行って、魔法の効力を高めます。
奏多:〈結界形成〉を使います。大気圏の空気の密度を魔法で高めて、星を燃え尽きさせる!
エルメス:私も〈結界形成〉。奏多と一緒に、結界を強化する。
天音:すごく物理的(笑)。私は〈魔法芸術〉で、そんな奏多ちゃんに相応しい服を用意します。
奏多:(ダイスを振る)[幸運のお守り]1個使って成功。
他の3人も、判定に無事成功した。
GM:では、演出どうぞー。
奏多:フレーバーだけど、ここでカードを公開しますね。
奏多は1枚の常闇札(クロウカード)を掲げ、精霊の名を喚んだ。
「お願い、『風(ウィンディ)』!力を貸して!」
そのカードは、最初の常闇札(クロウカード)―――かつて見た夢で、雪恵から受け取ったものだった。
“風” THE WINDY
種別:常闇札(クロウカード)タイミング:本文
対象:本文
射程:本文
それまでのセッション中に使用された常闇札(クロウカード)の効果1つをコピーして使用できる。
[タイミング:常時]の常闇札(クロウカード)はコピーできない。
エルメス:やっぱり、最初は『風(ウィンディ)』だったんですね。
奏多:ということで、『風(ウィンディ)』を召喚します。降ってくる星に向かい風を浴びせ、空気抵抗で炎を消します。
エルメス:私は、そこから漏れて降ってくる炎から私達を護るための結界を張ります。
たま:《キャスト:水》で泡を作って、奏多を包みます。
奏多:「たまちゃん、ありがとう!」
たま:「任せとけ!」
GM:じゃあそうして炎が収まったところで、封印といきましょうか。『火(ファイアリー)』が天文台まで下りてきます。光の円ができていて、既に封印できる状態ですね。
奏多:では、鍵を挿します。カチッ、と。
GM:ということで、『火(ファイアリー)』入手ですね。
“火” THE FIREY
種別:常闇札(クロウカード)/イストグラムタイミング:ダメージロール直後
対象:自身
射程:なし
[対象:単体]への攻撃にのみ有効。
対象が与えるダメージに+10Dし、そのダメージロールでは全て6の目が出たものとして計算する。
GM:これは、本来のダメージロールとか支援とか全部含めて、ダイス目を6にします。
奏多:ダメージ+60かと思ったら、もっと強かった(笑)。
天音:Aのマナソースと一緒に使うとすごい効果に(笑)。
GM:《☆絶望を破る者》も組めますよ。
エルメス:欲しい…すごく欲しい…
たま:すごい、計算が楽になる。
GM:奏多が常闇札(クロウカード)を手にした瞬間、みなさんはまた幻影を見ます。イメージとしては、さっきの『火(ファイアリー)』を防げず、周囲が炎に包まれている光景ですね。
天音:世界滅亡だぁ。
GM:同時に、時間軸がビジョンとして流れてきます。…その時間軸は、みなさんから見て10年後であることを感覚で理解します。
そしてもう1つ、GMはPL向けに説明した。
奏多達が現在と認識している時間は、『駅前魔法学園!!』公式で設定されている「現在」よりも10年前であること。
これは同時に、奏多達が幻影を通して見ている光景は、公式でいう「現在」のものであることを指す。
つまり、『常闇札の封印(the Card of CLOW)』は、公式と時間軸が違う…10年前の話なのである。
エルメス:「10年後の、ビジョン…」
GM:そうなったところで、その光景を通して声が聞こえ…常闇の精霊が語りかけます。
精霊/GM:「―――汝らが今見る街、これこそが真の姿」
奏多:「…えっ!?」
〈情報③〉
友枝町およびこの世界は、既に常闇によって滅ぼされている、と精霊は語る。それが本当ならば、今ここにある友枝町は一体どうなっているのだろうか。
一同:!?
エルメス:「私達は夢を見ているのでしょうか、果たして…?」これは、そもそも私達は一体どうなっているのか、って問題もありますよね。
天音:「それは、まだ…わかりませんわ」
GM:情報自体、まだ半分残っていますからね。
エルメス:「にわかには、信じられませんが…」
奏多:「だって、今日家を出る時…お父さんもお母さんもお兄ちゃんもいたよ!雪恵お姉ちゃんだってさっき会ったよ!」
エルメス:精霊に聞いてみます。「ならば、今のこの街は?」
精霊/GM:「―――この街は、常闇より出でしもの」
たま:「オレ達はなんなんだ!?」
精霊/GM:「―――汝らもまた、この街に等しきもの」
友枝町も、奏多達も、常闇によるもの―――。
精霊の語りは、少女達の心に影を与えるのに十分すぎた。
奏多:そっか、常闇なんだ…(乾いた笑い)。
GM:うふふふふ(笑)。
一同:おおう…
GM:最初に私は「舞台が違うため、公式NPCへの絆の取得は非推奨」と言いましたね。その本当の理由はこれです。世界が滅んでいるからね。
奏多:あぁ、出てこられないんだ。時間軸も違うから、単純にいないんだ。
エルメス:色々聞きたいけど長くなっちゃうから、今はこの辺りにしておこうかな。
GM:また、情報を得たり質問したりする機会はありますからね。
エルメス:「奏多、大丈夫ですか?」動揺していたみたいなので。
奏多:「う、うん。ただ…ちょっと、受け入れられない…かな」
エルメス:「さっき天音が言った通り、真実の全てが明らかになったわけではありません。常闇が、私達を惑わそうとしている可能性もあります」
天音:それな。確かに。
エルメス:「だから、落ち着いて。深呼吸」
奏多:「うん…そうだよね」
天音:「私達は、できることをするだけですわ」
たま:「あぁ。その通りだがう」
動揺が抑えきれない奏多。
雪恵から受け取った『風(ウィンディ)』のカードを握りしめて呟いた。
「そんな…お姉ちゃん、嘘だよね?」
その声は、幻影の中に吸い込まれていった。
GM:演出が終わったので、データの処理をします。マナソースを渡して、[街の危機]を増やしますね。こんな経緯だもの、そりゃ増えるでしょ?
天音:これは確かに増えるなぁ。我々も常闇の可能性があるわけだし。
GM:(ダイスを振る)…5点。
天音:5は許そう。
奏多:スルー。スルー。
現在の[街の危機]:22?
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