2016年4月3日日曜日

駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印(the Card of CLOW)」

【トレーラー】

かつて、常闇は“常闇札(クロウカード)”に封じられていた。
その封印が、友枝町(このまち)で解き放たれ始めていた。

街から消えたマナソース。跋扈する常闇の精霊。
街を救う方法はただ1つ。
常闇の精霊を、再び在るべき姿に戻せ!

駅前魔法学園!!『常闇札の封印(the Card of CLOW)』
いざ、“封印解除(レリーズ)”!

【趣旨】

2016年4月に行った、「駅前魔法学園!!」特殊ルールのセッションをリプレイ化しました。
駅前魔法学園オンリーコンベンション「駅前魔法学園!!浦和分校4時間目」に持参したシナリオを一部再編したものになっています。
PL陣の許可を得て掲載しております。

※当然ですが、ネタバレの山です。再演希望の方はご注意ください。


【目次】

[プリプレイ]
[特殊ルール]

[PCデータ紹介]

[01.マスターシーン]
[02A.オープニング]
[02B.回想/奏多の見た夢]
[02C.オープニング(続き)]

[03.お店:『翔/THE FLY』]
[04.学校:『迷/THE MAZE』]
[05.神社(裏山):『地/THE EARTHY』]
[06.商店街:『鏡/THE MIRROR』]
[07.ミュージアム:『闘/THE FIGHT』]
[08.天文台:『火/THE FIREY』]
[09.公園:『時/THE TIME』]
[10.駅:『水/THE WATERY』]

[11.魔法学園:『名前のないカード』]
[12.???:『光/THE LIGHT』]

[13.クライマックス]
[14A-1.クライマックス戦闘:1ラウンド目](セットアップ~メインプロセス②)
[14A-2.クライマックス戦闘:1ラウンド目](イニシアチブ③~メインプロセス④)
[14A-3.クライマックス戦闘:1ラウンド目](イニシアチブ⑤~クリンナップ)
[14B-1.クライマックス戦闘:2ラウンド目](セットアップ~メインプロセス①)
[14B-2.クライマックス戦闘:2ラウンド目](イニシアチブ②~クリンナップ)
[14C.クライマックス戦闘:3ラウンド目]

[15.街の危機判定:『希望/THE HOPE』]
[16.エンディング]

[アフタープレイ]

[特殊データ]

[情報項目・追加特殊データ(ネタバレあり)]
[エネミーデータ紹介(ネタバレあり)]


【リプレイ(PDF版)】

ダウンロードはこちら


・A5サイズ(A4冊子形式での印刷に対応)
・縦書き(右綴じ)
・全152ページ(表紙など含む)


【クレジット(敬称略)】

GM:綾瀬(@ayase_TRPG)
PL:ねぼすけ(@Nebosuque)・音里(@onri_jinrotrpg)・西明寺弥生(@Saimyozi)・朱雛(@akehina_ZZ)

プリプレイ/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【プリプレイ】


GM:じゃあ、トレーラーを読みますね。
PL1:はーい。


【トレーラー】


かつて、常闇は“常闇札(クロウカード)”に封じられていた。
その封印が、友枝町(このまち)で解き放たれ始めていた。

街から消えたマナソース。跋扈する常闇の精霊。
街を救う方法はただ1つ。
常闇の精霊を、再び在るべき姿に戻せ!

駅前魔法学園!!『常闇札の封印(the Card of CLOW)』
いざ、“封印解除(レリーズ)”!


PL4:汝の在るべき姿に戻してやる。
GM:みんなで頑張って戻してね。というわけで、ハンドアウトは基本的に共通です。


【ハンドアウト:共通】

[課題:常闇札を封印する]
[仮初の絆:観月歌帆]

あなた達は、駅前魔法学園友枝町分校の生徒である。
ある日、あなた達は担任の観月歌帆先生に呼び出された。先生は非常に深刻な顔で告げる。
「常闇の影響が強く発現し、友枝町からマナソースが失われ始めている」と。
これは魔法の根源が失われるという非常事態である。
その解決には常闇札(クロウカード)の封印が必要だという。
すぐにでも、街からマナソースを取り戻さねば。
課外授業の開始である。


このように、通常の『駅前魔法学園!!』と比較しても、かなり危険度の高い状況である。


一同:おおう。
PL4:マナソースないんだよな…終わったわ(一同笑)。
GM:駅魔でマナソースないとか、大惨事なので。
PL2:辛いよー。
GM:さらに、1人だけ特殊な立ち位置のPC…便宜上、PC①とします。そのハンドアウトも読みますね。


【ハンドアウト:PC①】

[課題:夢の真意を知る]
[仮初の絆:白銀雪恵]

かつて、ある夢を見た。そこは、ひどく悲しげな表情の女性がいた。
彼女はあなたに封印の[QM]と1枚のカードを手渡した。そして「私のようにはならないで。いつか悲しい未来がやってくる。どうか、それを止めて」と言った。
魔法を学ぶようになり、魔法使いになった今でも、あなたはその夢を忘れられずにいる。
その女性は、あなたの家の近くに住むお姉さん、白銀雪恵だったからである。


GM:雪恵さんは、18~20歳程度の女性ですね。そして重要なのは、オープニングで常闇札(クロウカード)が手に入るよ!
一同:やったね!!
GM:折角なので、この流れでPC①枠からキャラ紹介をお願いしましょうか。


今回は舞台が星見町(基本ルールブック掲載の舞台)ではないため、公式NPCへの絆の取得は非推奨としている。
その関係で、PCである生徒達は、絆の大半を[他のPC][観月歌帆][白銀雪恵]に取得している。
ハンドアウトで仮初の絆は指定していたが、その対象に既に絆を取得しているPCがほとんどだったため、仮初の絆を他のPCに差し替えている。


〈キャラクター紹介①/春日奏多〉

PL1:今回遊ぶキャラクターは、春日奏多といいます。11歳の女の子、小学生です。[アリス/魔女術]で、データ的にはボスに対して思いきり殴る。
PL3:いつものアリス(笑)。
PL1:《元気のまほう》で、みんなの判定達成値が1上がります。自分のファンブル値が1上がるけど、《幸運の星》でクリティカル値も1下げます。3でファンブル、11でクリティカル。
PL4:6分の1で面白い目が出るわけですね。

PL1:設定では父と母と兄の4人暮らしで、たまを飼っています。
PL2:飼われています。いえーい。
PL1:割と明るく、迷ったらポジティブに考える女の子ですね。入学動機はハンドアウトの夢で、運命のお告げかな?と考えて「運命」で、経歴は「楽しい日々」。QMは鍵で…キングダムハーツのキーブレードみたいな感じ(一同笑)。
一同:わかりやすい。
PL3:あれで飛ぶんだね。
PL1:あれで飛びます。名前も付いてて、御者座の一等星から「カペラ」といいます。趣味が星空観賞だし、同じライダーっぽい名前なので。
一同:ライダーっぽい名前!?(笑)
PL1:そんな感じの明るい女の子です。


〈キャラクター紹介②/たま〉

PL2:たまでーす。ひらがなでーす。5歳ぐらいの、狼のぬいぐるみですね。ちょっとデフォルメされています。
PL4:これでガチな狼の剥製とかだとちょっと…奏多ちゃんの感性も疑われてしまう(一同笑)。
PL2:小学生が持っているものですしね。かわいい狼のぬいぐるみの中に入っています。で、猫っぽいから「たま」。
GM:狼のぬいぐるみが猫っぽい…?
PL4:中身が猫っぽいのか。

PL2:一応、本名は「アルフ・ウルフェス・カニスルプス5世」とかいう長っちょろい名前なんですが…
PL1:どこから「たま」になったの!?(一同笑)
PL3:奏多ちゃんのネーミングセンスが疑われる(笑)。
PL2:魔法学園で、自分で名乗ったことにしましょうか。「どうせお前ら覚えてくれないんだからたまで」って。街での姿は動物。学園での姿は、ケロちゃん的なイメージで兄貴ぶっています。
GM:ぶっているだけなのか(笑)。

PL2:趣味は「ペット」なんですが…(説明しつつも笑っている)これにはしっかり理由がありまして。ペットというのは日常的に飼われているので、ライフワーク…つまり普遍的な趣味に繋がるのではないかと。
PL4:PL2さんも途中から笑いを堪えられてないね?

PL2:QMは、ぬいぐるみの中に入っているということで、オレ様自身(一同笑)。一人称はオレ様ですね。元々は、どこか別の世界から魂だけ飛ばされて来たんでしょう。それで、肉体がなくなっちゃって大変だ!って。
GM:そっか、魂だけ来たから「たま」なのか。
一同:なるほど!
PL1:残酷なネーミングセンスだ!(一同笑)
PL2:元の姿はクールビューティ系の、ブイブイいわせるオレ様キャラです。クリティカルしたら演出したいなぁ。
PL3:それ、クリティカルしなくて出せないやつ(笑)。

PL2:データ的な説明をします。[ルーンブラスター/数秘術]で、主に《キャスト:水》での攻撃役ですね。あと、《☆流星雨》《☆極大》とかも持っています。
PL1:秘儀が多い、というか重い(笑)。
PL2:本来の目的は身体を取り戻すこと、以上でーす。
PL3:この後の紹介ハードル高いな!?


〈キャラクター紹介③/向坂天音〉

PL3:キャラクターは、向坂天音です。11歳の女の子だよ。奏多ちゃんと同じクラスだよー。
一同:重要。
PL3:カードキャプターさくらといえば衣装ですが、実はあの衣装にはなんの力もないという(一同笑)。あれ、よく攻撃受けても無事だなぁって。
PL1:いやいや、今回は《魔法の衣装》で防御修正が付いてるよ!

PL3:趣味が魔法芸術なんだけど、主にこれで服を作ります。服は基本。家は、ちょっといいところの普通の家で。
GM:原作通りだと、さくらちゃんとともよちゃんは、かなり複雑な関係ですからね。
PL3:なんとも言えない関係だね。だがそれがいい。
PL1:「でも友達でしょ?」っていう。

PL3:今回は普通に友達で。第1の絆は、もちろん奏多ちゃん。スキルが〈芸術知識/2〉〈魔法芸術〉〈魔法のお店〉〈噂話〉で、服を作って売る、みたいな。
GM:売るんだ!?
PL3:普通の人向けに売る服も作るし、奏多ちゃん向けの魔法の服も作る感じですね。
GM:すごい小学生だ、改めて考えて。

PL3:データ的には、色々支援します。[ウィザード/魔法芸術]で、サンプルキャラ「魔法キャンバス」から、攻撃性能をパージしました。
PL1:あれは強い、うん。
PL3:《マジカルコマンド》で他人を動かせます。マナソースが足りない時は《スピリットダンス》で、1枚引かせることもできます。奏多ちゃんが前線に突っ込むから、前で引くことになるのかな。頑張って前線出るよ。
GM:今回は[HP/MP係数]が通常の倍だし、きっとなんとかなるはず。
PL2:よし、問題ないですね。

PL3:どうせGMはそれ前提のデータで殴ってくるだろうからな。
GM:当たり前じゃないですか(一同笑)。
PL1:知ってる。
PL3:あとは、マナソースの数字を10にしたり、イニシアチブでMP回復ができたりするよ。


〈キャラクター紹介④/エルメス〉

PL4:キャラクター名はエルメス。見た目は外国の人っぽく見えます。[ミスティック/錬金術]ですね。入学動機は「魔法生物」で、人工生命です。「カドケウス」と呼ばれる杖の、守護精霊みたいな感じ。
PL3:サンプルキャラ「魔剣の使い手」にいる精霊のイメージかな。魔剣は置いてきた、みたいな。
PL4:私は今回、小狼枠にしようと思って。魔法少女ものでよくある、転校生で一瞬ライバル関係になりつつも、最終話近辺では普通に仲間になっている、あれ(一同笑)。
一同:言いたいことはわかる。
GM:むしろアニメの苺鈴ポジションかな?

PL4:最初は『常闇の使徒』に生み出されたという設定も考えたんですが、重くなったのでやめました。
GM:そっかー。パージしちゃったかー。
PL4:年齢は10歳。街での姿は小学生です。奏多や天音と同じ学校・学年で、転校生ですね。タナ爺(公式NPC、アイテムや設備に詳しい)が杖を見つけて、このキャラを育てました。

PL1:(シートを見て)なんか、テスタメントって書いてあるんだけど!?
PL4:「テス」って言いたいじゃないですか。無口で不思議ちゃんな感じをRPで表現するために、受け答えに「テス」を入れようかと(一同笑)。
PL1:マシンライフだね(笑)。
PL4:魔法学園での姿は園芸部員、趣味は園芸。花を育てるのが好きなので、〈植物知識〉〈魔法薬〉があります。科目は結界学です。QMは服なので、魔法少女らしく、最初だけ変身シーンに尺をもらいます。
GM:そうね、最初ぐらいは尺を取りましょうか。

PL4:戦闘では、ダメージ発生タイミングを増やそうと思って《☆マジックトラップ:ハイエスト》《マジックトラップ:ハイランク》《☆秘術複製:流星雨》を取りました。1ラウンド目は、ダメージロールが4回発生します。
PL3:気持ち悪い(笑)。
PL4:《スペルコピー:刻みのルーン》で、次に受けるダメージを+10できます。全体攻撃に乗せれば、敵全員に効果が乗ります。
PL3:いやー、前のめりなパーティだなぁ。
PL4:秘儀は全部取ったので、これで許してください。


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特殊ルール/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【特殊ルール】


【特殊ルール:全般】

・プレイスにはマナソースが存在しない。
そのため、プレイス・舞台裏からマナソースを入手することはできない(魔法学園を除く)。

・各プレイスは、マナソースの代わりに常闇札(クロウカード)が配置される。
GMが指定した難易度の判定に成功すれば、配置された常闇札(クロウカード)を入手することができる。

・常闇札(クロウカード)を入手した際、登場したPCはマナソースを1人1枚入手できる。
クラガリが出た場合、山札に戻して引き直すか選択できる(1枚につき1回)。
ただし、1枚引き直すにつき、[街の危機]が1D上昇する。

・[休息]を舞台裏で行ってよい。この時、[街の危機]は上昇しない。

・個人課題は設定しない。ハンドアウトの課題を達成すれば、2課題達成したとして扱う。


【特殊ルール:常闇札(クロウカード)関連】

・常闇札(クロウカード)は、マナソース(任意のスートの10)として扱う。
ただし[ダメージロールの増加]に限り、通常のマナソースと併用できる。

・マナソースと違い、PC同士で共有できる。

・効果を1枚適用するごとに、[街の危機]が10点増加する。
打ち消すには3APが必要(複数人で割り振ってもよい)。

・イストグラムかどうかは絵柄では判断できないため、GMが都度説明する。

・イストグラムの常闇札(クロウカード)には特殊効果が付く。
特殊効果は、特に記載がない限り、全てシナリオ1回。


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PCデータ紹介/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【PCデータ紹介】


〈春日 奏多〉

パーテム:アリス
マギカスタイル:魔女術

主要スキル:
〈ほうき飛行/2〉
〈結界形成・破り〉
〈天文知識〉
〈第一の絆:白銀雪恵/3〉

主要マギアーツ:
《☆希望の光》
《☆絶望を破る者》
《☆雲散霧消》
《幸運の星》
《マジカルブルーム》
《魔女の槍》
《元気のまほう》
《魔法の衣装》

「未来の扉は…この鍵が開く!」
友枝町に住む小学5年生。たまと共に、家族で暮らす。
憧れのお姉さん、白銀雪恵から譲られた鍵で、魔法使いを目指す。
その鍵が、今回現れた常闇に対抗する切り札になる。


〈たま〉

パーテム:ルーンブラスター
マギカスタイル:数秘術

主要スキル:
〈動物知識〉
〈野生の力〉
〈魔法儀式〉
〈第一の絆:春日奏多/3〉

主要マギアーツ:
《☆闇業砕き》
《☆世界線跳躍》
《☆流星雨》
《☆極大》
《フォースエクステンション》
《トラクトマジック》
《キャスト:水》
《応用戦術》

「あとは、このオレ様に任せるがう!」
狼のぬいぐるみに宿る、異世界から来た魂。
駅前魔法学園友枝町分校で、みんなの兄貴ポジションを務める?
言動などは一見軽いが、熱い心と義理堅さを持つ。


〈向坂 天音〉

パーテム:ウィザード
マギカスタイル:魔法芸術

主要スキル:
〈芸術知識/2〉
〈魔法芸術〉
〈噂話〉
〈第一の絆:春日奏多/3〉

主要マギアーツ:
《☆覇王の助言》
《☆目覚めの声》
《マジカルコマンド》
《マジカルアーティスト》
《アニメイション》
《スピリットダンス》
《奮迅の凱歌》
《魔法のアート》

「奏多ちゃんなら、大丈夫ですわ」
友枝町に住む小学5年生。奏多のクラスメイトで、親友である。
裁縫が得意。普通の服から魔法の衣装まで手作りしている。
常に穏やかで、奏多に活力を与える存在だ。


〈エルメス〉

パーテム:ミスティック
マギカスタイル:錬金術

主要スキル:
〈魔法薬〉
〈物品との会話〉
〈結界形成・破り〉
〈第一の絆:春日奏多/3〉

主要マギアーツ:
《☆マジックリチャージ》
《☆絶望からの生還》
《☆マジックトラップ:ハイエスト》
《☆ミスフォーチュン》
《☆秘術複製:流星雨》
《マジックトラップ:ハイランク》
《スペルコピー:刻みのルーン》
《魔法の槍》

「テス、了解しました」
杖を起源にする人工精霊。外見は外国出身の少女風。
小学生の姿で、奏多や天音と同じ学校に通っている。
口数は多くないが、受け答えに「テス」と喋る特徴がある。

01.マスターシーン/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【01.マスターシーン】


GM:よし、それじゃあシナリオに入ろう。
一同:はーい。
GM:最初はマスターシーン。


そこは、かつて街…だったところ。
周囲の建物は全て崩れ、常闇に飲まれようとしている。
その中心で、絶望に打ちひしがれる1人の女がいた。
「あぁ、私のせいで…」
彼女が言葉を発する間にも、常闇は迫ってくる。

常闇に飲みこまれる直前、自らの胸元から1枚のカードを取り出して言った。
「願わくば、私の罪を償わせて…」
闇を纏うそのカードは、それでも彼女の最後の希望だった。


GM:では、このカードを場に置いておきますね。


GMは、赤いカード――常闇札(クロウカード)を1枚伏せて手元に置いた。



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02A.オープニング/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【02A.オープニング】


GM:次はオープニングですね。導入は共通ですが、途中で奏多の回想シーンを挟む形でいこうと思います。
一同:了解でーす。
GM:というわけで、場所は魔法学園だよ!全員登場指定で。さすがに出てね。

たま:授業だから、出席しないと単位がまずい。
奏多:え、まずいの?
エルメス:小学生だから!単位って概念ないから!(一同笑)
天音:魔法学園の単位はあるかもしれないけど…

GM:ここの魔法学園は、小学生用のマグゼミがあるってことになるんでしょうね。学校が終わって、宿題したり遊んだりする時間の後(夕方)に授業、みたいな。
奏多:ペット同伴OKって言ってた。
天音:魔法生物だしね。
GM:うん、その辺りは魔法学園なので寛容ですね。
たま:やったー。ありがとうございます。

GM:なので、普段だったらその時間から授業が始まるんですが、今日は「学校が終わったらすぐに来るように」と観月先生に言われて集まった、という状況です。
奏多:「何があったんだろう?」


GM:普段だったら先生らしくスーツで来る観月先生は、今日は巫女服で来ています。
天音:巫女服イイネ!心の中で青いボタンが押される(笑)。
エルメス:「先生…コスプレ?」
観月先生/GM:「これがコスプレで済むのであれば、その方が何倍もマシな事態よ」
たま:「そうか、がう?とっても似合っているとオレ様は思うがよ(どやぁ)」(一同笑)
奏多:ぎゅう(たまを頭上から押し込む)。
たま:つぶされてまーす。
観月先生/GM:「今は気持ちだけもらっておくわ」
天音:「なにか、大変なことがあったのですか?」


「簡単に説明するわ。友枝町から、マナソースがなくなったの」
観月先生のその言葉は、まさに青天の霹靂だった。
そしてそれは、魔法使いの終末に等しい通告でもあった。


一同:「えっ!?」
奏多:「それ…わたし達、魔法使えるんですか?」
観月先生/GM:「あなた達は真面目に勉強していたし、ここにはまだ1つマナソースも残っているから、今は大丈夫ね。けれど…このままでは魔法が使えなくなる可能性が高いわ」

エルメス:「それは、控えめに言っても危機的な状況なのでは?」
天音:「それは困ってしまいます」
たま:「オレ様の元に戻る計画が、達成できねぇじゃないか!」(一同笑)
エルメス:「魔法が使えなくなったら、魔法生物は…私やたまは、もしかして…」
奏多:あ、止まるね。
GM:あっ、本当だ。
エルメス:命の危機だった!


観月先生/GM:「順を追って説明するわ。マナソースがなくなったのは、常闇の精霊が次々と現れているからなの」
エルメス:「常闇の精霊…?」
奏多:聞いたことある?
GM:そしたら、ここで回想を入れましょうか。


[戻る:01.マスターシーン]← →[進む:02B.回想/奏多の見た夢]

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02B.回想/奏多の見た夢/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【02B.回想/奏多の見た夢】


GM:というわけで、夢の場面ですね。
奏多:6歳の誕生日の時ですね。
GM:舞台は街中です、公園とか。奏多は誰かに呼ばれてそこに来た、という状況です。呼んだ人物が誰かは、もう知っています。白銀雪恵です。
奏多:了解ー。


雪恵/GM:「待っていたわ、奏多ちゃん」
奏多:「雪恵お姉…ちゃん…?」
雪恵/GM:「今日は、どうしても奏多ちゃんに渡したいものがあるの」
奏多:「なぁに?」
GM:そう言って雪恵が取りだしたのは、大きな星の鍵。そしてもう1つが、赤いカードですね(奏多に渡す)。
奏多:鍵が背丈より大きいので、ズシッときますね。よろけつつ「お姉ちゃん、これ…!」
雪恵/GM:「ご、ごめんね」と言って支える。
奏多:「ううん、頑張るよ」鍵を杖みたいに立てかける。

GM:ちなみに、カードは中見てもいいですよ。
奏多:マジで?(カードを見る)…あー。ちょっと待ってね。
GM:公開は好きなタイミングでどうぞー。
奏多:ま・だ(一同笑)。
GM:だと思った(笑)。
エルメス:面白いものをもらったみたいですね。

雪恵/GM:「きっと奏多ちゃんには、それが必要な時が来るはずだから…」
奏多:「でも、いいの?これ、お姉ちゃんの大事なものじゃないの?」本能的にわかるんだろうね。
雪恵/GM:「ええ、大事なものよ。けれどね、大事なものだからこそ、奏多ちゃんに持っていてもらいたいの」
奏多:なら、ちょっと不思議には思うけど「うん、わかった。大事にするね。お姉ちゃん」
GM:そう言ったところで、ハンドアウトにあったセリフがきますね。


「私のようにはならないで。
いつか悲しい未来がやってくる。
どうか、それを止めて。
きっとこの街には、常闇の精霊がやってくるから…」


奏多:(あの時お姉ちゃんが言っていたのは、このことなのかなぁ)と思いつつ。
GM:ってことで、回想が終わって今に至る。


[戻る:02A.オープニング]← →[進む:02C.オープニング(続き)]

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02C.オープニング(続き)/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【02C.オープニング(続き)】


観月先生/GM:「街のマナソースがなくなったのは、常闇の精霊が原因ね」
奏多:先生の説明に、ピクっと反応する。
エルメス:ではそこに、あざとく気付く。こういうことをすると、人気投票の得票が伸びる(一同笑)。
奏多:あざといことまで言わなくてもいいんじゃないかな?
GM:そういう理由かい。
たま:あぁー、あざとい。


エルメス:「…奏多?」
奏多:(即座に)「えっ!?」
エルメス:「どうかした?」
奏多:「あぁ、えーと…なんでもない。ちょっと、昔のことを思い出して」
エルメス:「そう?先生が今説明してるから。大丈夫?眠くない?」
奏多:「う、ううん、大丈夫だよ。大丈夫」

天音:一体何をキメるのかしら?(一同笑)
奏多:眠眠打破かな?…早い早い。
エルメス:自分で突っ込んでる(笑)。
GM:こらこら、小学生に眠眠打破を飲ますな(笑)。
エルメス:と言いつつ、先生の説明を聞く感じですかね。


観月先生/GM:「ここには、何体もの常闇の精霊がいるの。そして、それを倒すことはできないわ。だからあなた達には、その封印を課外授業としてやってもらいたいの」
エルメス:倒せないなら封印してしまえばいいらしい。
天音:「先生。なんで倒せないんですか?」
観月先生/GM:「まだはっきりとわかっているわけではないけれど、常闇の精霊を操る主がいるみたいなの」

天音:…常闇の使徒、フリューデンスさん(小声)。
GM:ここで!?(一同笑)
天音:まあそれは置いといて。

観月先生/GM:「今できることは、限られているわ。唯一のマナソースは、ここに残っているカードだけ。これさえもなくなってしまったら、本当に魔法が使えなくなるわ」
エルメス:「でもマナソースがなくなっている今、どうやって倒せない常闇を封じたらいいのですか?」
観月先生/GM:「かつてこの街で、常闇を封じた魔法使いがいてね。その時に使った、封印の鍵が…」
たま:「封印の、鍵?」
天音:「ま、まさか…」と言って、チラッと奏多ちゃんの方を見るけど…

奏多:じゃあ、ここで話すかな。(手を上げて)「先生」
観月先生/GM:「どうしたの、春日さん?」
奏多:「その魔法使いって…白銀雪恵、って人じゃないですか?」
観月先生/GM:「…名前まではわかっていないの。でもちょっと確認してみるわ」

エルメス:「奏多、どうしてそんなことを?」何か知っているみたいだしね。
奏多:夢のことを、かくかくしかじかで話す。カードはまだ見せない(一同笑)。
たま:「正夢、みてぇなもんか?」
天音:「それは、果たして夢なのでしょうか?」


GM:観月先生が「だとしたら…」と言ったところで、外から声が聞こえてきます。「うわああ、なんだこれ!よくわからないものが暴れてるー!!」
天音:雑っ!(笑)
奏多:暴れ常闇だ(笑)。
たま:「何がう!?何がう!?」
エルメス:その声はどこから聞こえてきますか?
GM:今から引きます。


今回のミドルフェイズは、大半のプレイスをランダムで決定する。
GMが最初に引いたのは[お店]だった。


GM:というわけで、声はお店から聞こえます。次に行けるのは、[魔法学園]か[お店]ですね。
エルメス:「どうやら、常闇の影響が早くも…」
天音:「そうみたいですわね」
奏多:「そうだね。たま、行くよ!」
たま:「任せとけ!オレ様が1番乗りしてやるよ!」
奏多:「一緒に行くんだから1番乗りじゃないでしょ!」(一同笑)
GM:ほんとそれ。


奏多:大きな鍵を取り出して、虚空に向かって鍵を挿して「『発進(イグナイト)』!」と唱えてガチッとひねる。そうすると、鍵からV8エンジン音がドゥルン、と(一同笑)。
天音:全開しちゃった(笑)。
奏多:そんな感じで、飛んでいきましょうか。

エルメス:「天音、毎回思うのだけど…小学生がバイクに乗っていいのでしょうか?」
天音:「あれは、バイクじゃないから大丈夫ですよ」(笑)
エルメス:「テス、また1つ学びました。箒は、バイクではない」(一同笑)
GM:というか、箒?
エルメス:箒。ほら、ブルームだから。
奏多:ブルームレースやってるしね。
GM:最初は観月先生も一緒に行きますね。まだ説明が残っているんですが、この流れなら一緒に行った方が自然。


GM:ということで、シーンを区切るので、[街の危機]を上昇させます。係数は2Dです。
奏多:2D!?(笑)
天音:オープニングから振るのね。
GM:APでの打ち消しは、出目を見てからで構いませんよ。なお、初期値は0ではありません。特定の情報を抜いた時に判明します。ってことで、振りますね。(ダイスを振る)…3点。
天音:3ならいいかな。
一同:ここは通そう。


現在の[街の危機]:3?


[戻る:02B.回想/奏多の見た夢]← →[進む:03.お店:『翔/THE FLY』]

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03.お店:『翔/THE FLY』/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【03.お店:『翔/THE FLY』】


一同:チュートリアル常闇札(クロウカード)だー。
GM:お店…せっかくだから、タナ爺がいることにしようかな。エルメスが絆を持っているわけだし。
エルメス:実家帰りだ。おじいちゃん、なにやっとんねん。
天音:実家が襲われているー。暴れ常闇がーうわー。

GM:ということで、そこにいるのは巨大な鳥ですね。


GMが開いたカードは『翔(フライ)』。
そこには、巨大な鳥が描かれている。
原作でも大活躍したカードだ。


エルメス:原作でも、最初はこれでしたね。
天音:まずは飛べるようになるところから。
GM:今回は全員最初から出ると思うので、登場判定は不要ですね。
奏多:じゃあ着いた。キキーッ(ブレーキ音)。


エルメス:「ここは私の家。英語で言うとマイホーム」
奏多:「え、ここエルメスさんのお家?」
エルメス:「うん。ほら見て」と言うと…
GM:巨大な鳥が上から飛んできて、お店の方に攻撃を仕掛けている状況です。
エルメス:せっかくだから、タナ爺もこいつの足に掴まれていることにしよう(一同笑)。
天音:(タナ爺のRP)「うわぁぁー、助けてくれぇー!」
奏多:ジュラシックパークみたいだ(笑)。

エルメス:(上を指し)「あれが、おじいちゃん」
奏多:(焦って)「えぇっ!?ねぇねぇ!捕まってるよ!!」
天音:「大変なことになっていますわね」
たま:「放置していていいのか!?」
タナ爺/GM:「助けてくれー、連れて行かれるー!」

エルメス:「これは…有体に言うと、ピンチ。助けないと」…自分で言っておいてなんだけど、助けないと(一同笑)。
奏多:「そうだね!」じゃあ、追いかけるよ。
天音:「あの位置から落ちたら、落下ダメージで死んでしまうやつですわ」(一同笑)
GM:演出次第ですが、判定は【社会】16。最初だし、目標値は抑えめでいこう。


ミドルフェイズの判定について。
様々な状況がランダムに発生するため、対処方法も状況次第で変わってくる。
判定値は原則【社会】だが、演出に合わせて能力値を変更してもよい。
スキルと同様として扱うため、無理がある能力値の変更にはAPを要求する。
スキルは公式のルールと同様だ。


たま:こいつは常闇だとしても動物の一種かもしれないので、〈動物知識〉で対話してみる。「オレ様達の方に近寄って来てくれねぇか?」と、引きつけてみよう。
GM:『翔(フライ)』はメスだったのか!?まあいいや。
奏多:空を飛んでいるんだよね?〈ほうき飛行/2〉です(笑)。
エルメス:【体】が8あるので、奏多のほうきに一緒に乗って、跳躍して物理的に引きずり降ろします。
天音:その光景をカメラに収めて、〈噂話〉。事件が終わった後に、おじいさんが助かるように、宣伝の商材を作っておきます(一同笑)。

奏多:これって協力判定になるの?
GM:演出に問題がなければ、協力する想定ですね。
奏多:それなら達成値が上がるね。そして《元気のまほう》があるって言っておく。さらにみんな達成値+1ね。
たま:それなら大丈夫そう。
エルメス:4人協力と《元気のまほう》で達成値+6だから、14スタートか。

天音:【社会】6だから、4以上出せば大丈夫。おりゃー!(ダイスを振る)5!危ない!
GM:(みんなのダイス目を見て)なんなの!?[1・1・3]とか[1・1・4]とか!みんな出目低くない?
奏多:4D振って合計8ですが?(笑)
たま:それでも成功するのは、みんなの協力パワーのおかげ!
一同:大丈夫、判定は成功です。


奏多:マナソースがないってわかるの。飛んでいると、前面に魔法的なホログラムで魔力のメーターが見えるんだけど、EMPTY(空)にほどなく近い(一同笑)。
エルメス:「奏多、もう魔力(エネルギー)が…」
奏多:「一緒に乗っている分、燃費が悪いんだ」
エルメス:「テス、了解です。ならば…失礼」と言って、後ろに立ってピシューッ、と飛んでいく(一同笑)。
奏多:「えぇー!?」
エルメス:「魔力がなくても、脚力は衰えない」
たま:「オレ様もとっとと退くがう!」と言って、演出で飛行しまーす。

エルメス:そして、タナ爺を掴んでいない方の足に掴みかかって、引きずり降ろす!(掴みかかるジェスチャー)
奏多:力強い!(笑)
GM:【体】で判定したしなぁ。
天音:というのを、カメラで撮っています。

エルメス:これでバランスを崩せるはずだから、そこでなんとか。高度も落としたし。
奏多:それは、こっちの鍵で受け止めるよ。3mぐらいズシッと下がるけど(一同笑)。
エルメス:「奏多、ナイスキャッチ」
奏多:「そういうのは、言ってからやって!?」
エルメス:「テス、了解しました。次からは有言実行、言葉を先にします」(一同笑)

たま:「あとは、このオレ様に任せとけ!チョチョイのチョイ、で説得してやるからよ」と言って、動物語で話します。がうがう。
GM:確か原作だと、どこかを怪我して暴れていたはずだから…
エルメス:やばい、足狙っちゃった。好感度が下がる(笑)
たま:そしたら、治療する感じで。
GM:意外と丁寧だった(笑)。そうやって足を治してあげると、大人しくなりますね。


GM:そして、『翔(フライ)』は長い頭をぺこりと下げる。そして、その正面に光の円が浮かび上がります。
たま:「なんだこれ!?」
天音:そこで観月先生が「これは…」っていう展開かな。
観月先生/GM:「今よ、春日さん!あなたの鍵をその光に当てて!」
奏多:「ここで!?」そしたら、恐る恐る鍵を当て、ガチッと(鍵を閉める動き)。

エルメス:今こそ『発進(イグナイト)』の時。
奏多:もう1回!?いや、解き放たないよ!?(一同笑)
たま:封印が外れちゃう…(笑)
GM:では、そうすると『翔(フライ)』は光に包まれ、1枚のカードになって奏多の手元に落ちてくる。


“翔” THE FLY

種別:常闇札(クロウカード)/イストグラム
タイミング:いつでも
対象:6エリア
射程:0~5マス
同意したキャラクターのみ、対象にできる。
戦闘移動の距離やエリアの状態に関係なく、任意のエリアに移動する。


GM:というわけで、常闇札(クロウカード)ゲットです。
天音:これで敵陣に突っ込めるね。
一同:『翔(フライ)』の効果、強いなぁ。
エルメス:全員対象、ってのがいい。
たま:好きなところに行けますからね。
GM:[タイミング:いつでも]なので、攻撃を受ける直前に射程外に逃げることもできますね。
エルメス:色々潰しが利く、いい効果ですね。バステとか距離とか関係なく、いきなり敵の本陣にも突っ込めるし。
天音:特に私は、[対象:1エリア][射程:0マス]の支援が結構あるのでありがたい。


エルメス:「なるほど、これが常闇札(クロウカード)…」
天音:あ、おじいちゃんには今の動画のコピーを渡しておきます。「宣伝に使ってくださいね」って(笑)。
タナ爺/GM:「すまんかったのう。それにしても、(天音のカメラを見て)最近の道具はよくできておる」
奏多:割と現代に慣れているんだなぁ。
GM:道具は大事に使え、って言ってるおじいちゃんですからね。
エルメス:「さすが天音です。これで我が家もウハウハ」(一同笑)

天音:戦車に街を壊された宿みたいな。
奏多:大洗シーサイドホテルか(笑)。
エルメス:これできっと、来る客達も「タナ爺はいいぞ」って言ってくれるはず(一同笑)。
奏多:業が深いよ!?


GM:そして、常闇札(クロウカード)を封印したので、登場しているみなさんはマナソースを1枚入手します。
一同:やったー!!


そして、4人はそれぞれマナソースを1枚引いた。
純粋に山札から引くわけなので、もちろん必ずしも絵札が来るとは限らない。
その結果…


エルメス:…(ハート2を引いた)
奏多:まあまあまあ(笑)。
天音:私がマナソースを湧かせられるのは、クライマックスだけだからなぁ。

GM:そうすると、みなさんはちょっとマナソースの力が戻ってきたのを感じます。
エルメス:「ほんの少しですが、魔力が戻ってきた気がします」ほんの少しですが!!(札が悪い)
たま:「オレ様のPOWERが少しは戻ってきたようだな!(どやぁ)」
奏多:「本当だ、ちょっとメーターが上がってる」
たま:1mmぐらい(笑)。
エルメス:「この調子でやっていけばいいのですね」


GM:じゃあ、この辺りで観月先生がまた解説しますね。
観月先生/GM:「今、この街に跋扈している常闇の精霊をなんとかするには、こうやって封印を続けるしかないのよ。この力を自分達のものとして使うこともできるけれど、それは常闇の力を使うのと一緒。大きな代償を伴うわ」


ここで、GMはPLに常闇札(クロウカード)の効果を改めて説明した。
特殊ルールと同様、セッションの際は、事前にルールを公開していた。


【特殊ルール:常闇札(クロウカード)関連】

・常闇札(クロウカード)は、マナソース(任意のスートの10)として扱う。
ただし[ダメージロールの増加]に限り、通常のマナソースと併用できる。

・マナソースと違い、PC同士で共有できる。

・効果を1枚適用するごとに、[街の危機]が10点増加する。
打ち消すには3APが必要(複数人で割り振ってもよい)。

・イストグラムかどうかは絵柄では判断できないため、GMが都度説明する。

・イストグラムの常闇札(クロウカード)には特殊効果が付く。
特殊効果は、特に記載がない限り、全てシナリオ1回。


エルメス:常闇が封印されているわけですからね。これ、『封印解除(レリーズ)』したら…常闇が解放される。
GM:なので、[街の危機]が10点上がります。
エルメス:かわいそうな動物っぽかったけど、こいつ常闇じゃん。もっとひどいことすればよかった。
天音:待って(笑)。

GM:何度も言いますが、常闇です。…でも、『翔(フライ)』は大人しい方だもん。
奏多:そうだね、『翔(フライ)』だもんね。
エルメス:演出的にすごくいい子だった。
たま:対話できた。いいやつ。
天音:四大元素はやばい。


また、イストグラムの常闇札(クロウカード)を手に入れるたびに、1つずつ情報を入手する仕掛けになっている。


GM:そうなったところで、みなさんの視界が一瞬変わります。そこは、ボロボロになった友枝町ですね。
奏多:「あれ、ここ…?」
エルメス:「友枝町…でしょうか。それにしては随分…」
GM:それは一瞬だけで、すぐに元に戻ります。
天音:「これは、幻影でしょうか?」
奏多:心の中で(見覚えがある…)と。
一同:そうだね(笑)。
エルメス:「これも、常闇の影響でしょうか?」
GM:というわけで、情報を提示します。


〈情報①〉

常闇札(クロウカード)を封印する際、一瞬だけ別の光景が見える。
それは、戦場となって全てが崩壊した友枝町である。


天音:すごい、駅魔なのに情報項目がある。
GM:まあ、イストグラムの常闇札(クロウカード)を手に入れれば自動でわかるので。
エルメス:「小学生にはなかなかハードなビジョンでしたね」
たま:「そう、だな…」

エルメス:「でも、現実では崩壊していませんので。これも常闇の影響でしょう。一時の幻影、泡沫の幻…」
奏多:「…む、難しい言葉使うね」転校生だよね?
天音:厨二病満載(笑)。
エルメス:そういう枠。転校してくる魔法少女は、大体そんな傾向がある(一同笑)。
天音:確かにライバル魔法少女は大体そうだから、わかるけど(笑)。
奏多:その大雑把なまとめ方やめようよ!(一同笑)


GM:じゃあ、[街の危機]を上昇させますね。(ダイスを振る)…11点。
奏多:AP1点!1点!こっちで消すよ!
エルメス:『翔(フライ)』やるなぁ。
GM:こんな感じで、以降のプレイスが解禁されます。シーンプレイヤーは時計回りに回していきますね。


ここで新たに7か所のプレイスを設置。
7枚の常闇札(クロウカード)と、ランダムで選んだプレイスマーカーが置かれた。
[学校][神社][商店街][ミュージアム][天文台][公園][駅]―――
そこには、常闇の精霊が待ち受けている。


現在の[街の危機]:3?


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04.学校:『迷/THE MAZE』/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【04.学校:『迷/THE MAZE』】


GM:シーンプレイヤーは奏多ですね。以降、登場しないことも選べます。途中で出る場合は、【社会】12で登場判定をしてください。
奏多:じゃあ、[学校]へ行こう。
天音:わぁー(学校のマーカーにポーンを置く)。
エルメス:学校は、私のホームグラウンド。
たま:じゃあ、出ましょうか。がっこうぐらし!
GM:では、カードを確かめて演出しますね。


今回の方式は、どこで何が起きるかGMもわからない。
そのため、最初にGMがカードを見て演出し、その状況次第で登場するかどうか決められるとしている。


一同:やばいの来い。
天音:学校が燃えるのとか来い。
たま:学校が滅びる(笑)。

GM:(カードを見る)えーと…みなさん、学校に行くと言いましたね?学校に辿り着けませんでした。
一同:は?
天音:なんだってー。

エルメス:「奏多、まさか…通学路まで忘れてしまったのですか?」
奏多:「いやいやいや、そんなこと…は、ないと思うけど」
GM:(カードを公開)『迷(メイズ)』です。学校までの道のりが迷路になっていて、辿り着けません。

奏多:前方にホログラムを映します。ナビゲーションを見てみるけど…こんなに一方通行多かったっけ?(一同笑)
エルメス:「奏多、このカーナビ、とても古いです。ここはまだ工事中です」
奏多:「えっ、嘘!?えー…更新してない」(笑)
たま:「これは確か去年だった、がうな!」

GM:あと、なぜか道の真ん中に家が建っていたりします。
天音:「これはカーナビとか、そういう次元ではないと思いますわ」と、目の前の家を見ながら。
エルメス:「なるほど。天音は、ジーニアス」(一同笑)

GM:上を見ると、ブロック塀とかが高ーく伸びていますね(背伸びして手を伸ばすジェスチャー)。
一同:あぁー。
天音:『迷(メイズ)』のカードは、空からの攻略を許してくれない。でも、魔法的な壁の破壊は効く。
GM:原作で観月先生がやってましたね。という状況なので…学校に辿り着くための判定が必要です。【社会】18、能力変更は演出次第で。
天音:【体】で、根性で走り抜けるでもよさそうだ。
たま:どうにかしないと…


奏多:邪魔な壁とかがあるわけですよね?〈結界破り〉で破る。常闇でできている壁なので、どこかに魔法の核があるはず。そこを探し当て、鍵で封印する感じで。
天音:原作的には正攻法だね。
奏多:【技】で判定してもいいですか?
GM:そうですね。その辺りは、なるべく積極的に認めましょう。

エルメス:私も〈結界破り〉がありますが、【技】が4しかないので演出を変えます。迷路を突破する方法はただ1つ。壁を全てぶち破ればいい(一同笑)。
GM:完全に原作本編(笑)。
エルメス:なので…お願いですが、【体】を使わせてもらえないでしょうか?(やけに下手に出る)

たま:(エルメスに)もしよければ、たまを勢いよく投げてもらう演出でもいいですか?壁を突き抜けていく感じで。
エルメス:あぁ、「たま」だから?(一同笑)
GM:あ、そういうこと!?(一同笑)
たま:そしてここで〈絆〉を使って、投げてもらいたいなぁ、と。

エルメス:奏多が常闇の核を探しやすくするために、余分なものは全て壊してしまえばいい。そのために、たまを弾として…「迷宮を駆ける、一陣の光となれ」
GM:待って!それは【体】なのか?
天音:投げるなら【体】かと。
たま:こちらは、投げられて壁に当たっても、めげない【心】で判定したいんですが…(一同爆笑)
GM:それは、APを要求する!


駅前魔法学園は、スキルなどを無茶なこじつけで関連付けて判定をしてもよい。
ただし、このように無理があるとGMが感じた場合は、APの消費を要求することができる。


奏多:おい(笑)。
たま:いや、だって…使えるかなと(笑)。
天音:発想は面白い(笑)。
エルメス:判定せずに、[支援](指定したPCのスキルレベル+1・行動消費)という選択肢もありますけどね。
たま:支援しようかな…自分が振っても、あまり成功の目がない。
エルメス:それなら申し訳ないけど、たまを投げさせてもらおう。
たま:いいですよー。APを1点払います。

GM:…笑いすぎて、なんて宣言されたか忘れた(笑)。
一同:たまを弾として投げる(笑)。
GM:言っちゃ悪いけど、バカじゃないの!?(笑)


言葉は悪いが、褒め言葉のつもりである。


天音:私は、たまが死なないように、防御できる服を〈魔法のお店〉で調達する。
たま:支援欲しい方いますか?
エルメス:協力含めて【体】13+3Dだから、多分大丈夫。
天音:私は出目で7以上かな。
奏多:わたしは出目5以上で成功する。
たま:じゃあ、天音に支援します。

天音:(ダイスを振る)…クリティカルしないなぁ。
エルメス:(ダイスを振る)成功。
奏多:(ダイスを振る)うん、大丈夫。


エルメス:では、天音が用意した特殊防具に身を包んだたまを…
たま:「仕方ねぇなぁ」とか言いつつ、包まれますね。
奏多:すんなり受け入れるね(笑)。
天音:私の魔法アーマーは強いから(笑)。
奏多:本当かなぁ。「ねぇ…直して返してよね」
エルメス:「テス。こう見えても、ピッチングには自信があります」
奏多:コントロールの話じゃないから!(一同笑)
たま:「これしか方法がねぇなら仕方ねぇな!このオレ様が、弾になってやろうじゃねぇか!『たま』だけにな!」
エルメス:「テス。これが、ジョークというものですね。大変面白いと思います」
GM:…あ、はい。

奏多:「あの、真剣にやろう?」
天音:「たまさんが、飛びたそうにしていたので…」
たま:中の人が言い出したから…

エルメス:片目に青い炎が宿って、たまをシュゥーーーッ!!パァン!パァン!パァン!パァン!…(一同笑)
たま:「あぁぁぁぁぁーーーーー」(声が遠くなる)
奏多:なんだ、そのアイアンリーガー(笑)。
エルメス:(奏多に)「今です」
奏多:…あ、はい(一同笑)。
GM:今、素のリアクションでしたね?
天音:で、たまが突っ込んだところに、魔法の核がある。
たま:端っこでめり込んでます。ぐるぐるぐる…


奏多:先に、たまを助けようかな。「大丈夫?」
たま:「お、おう。オレ様は、この程度じゃくたばらねぇんだよ!」
GM:じゃあ、たまにフレーバーで2Dのダメージで。
奏多:待って!?(一同笑)でもよく2Dで済んだ…
GM:(ダイスを振る)…あ、10(一同笑)。
奏多:あぁ、GMの殺意が!?
たま:フレーバーで、10点ダメージを受けました。「エルメスも、ナイスピッチングだったぜ…」(ぐるぐるぐる)
エルメス:「おかげで、肩が温まりました」
奏多:もっと強いんだ(笑)。

エルメス:「そんなことより、常闇札(クロウカード)を…」(一同笑)
奏多:「わ、わかった」と言って、封印する。
GM:そうしたら壁が消え、常闇札(クロウカード)『迷(メイズ)』になります。これはイストグラムではない、通常の常闇札(クロウカード)ですね。
エルメス:「常闇札(クロウカード)は、こんなこともできるのですね。通学路を迷路にするなんて…」

天音:結局学校には辿り着ける…?
GM:学校には辿り着きましたよ(笑)。
天音:辿り着いたところでシーンが終わる(笑)。
GM:「学校が迷路」でもよかったんですけどね。「学校に辿り着けませんでした」と言った時の、みんなの「ファッ!?」って反応が見たくて。
天音:それはわかる。


GM:そしたら、マナソースを引きましょうか。
奏多:(マナソースを引く)さすがにスペードの2は引き直そうかな。
天音:《魔法のアート》で10にできるよ。それに他のスートに代用できるから、マギアーツのコストに使えて、かつダメージが低いしね。そのままでもいいかも。
奏多:じゃあ、そのままで。

たま:(マナソースを引く)あっ、クラガリ(スペード)だ。
天音:(マナソースを引く)おー、ハートのA!(奏多の専門系統)
エルメス:(マナソースを引く)…ダイヤの2(一同笑)。これしか引いてないのに、もう2が3枚…
GM:絵札があまり出ないのは想定内だが…偏るなぁ。おっかしいなぁ。
たま:仕方ないですねー。

GM:ってことで、[街の危機]は(ダイスを振る)…7点上昇。
奏多:7は微妙だなぁ…2Dでしょ?
エルメス:消さなくてもいいんじゃないですか?期待値ですから、これ以降もまた出るでしょうし。
奏多:そうだね、とりあえず通そう。
天音:7までは許してあげよう。8以降は考えよう。
たま:あいさー。


現在の[街の危機]:10?


[戻る:03.お店:『翔/THE FLY』]← →[進む:05.神社(裏山):『地/THE EARTHY』]

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05.神社(裏山):『地/THE EARTHY』/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【05.神社(裏山):『地/THE EARTHY』】


GM:では、次のシーンプレイヤーはたまですね。場所を決めてね。
たま:[神社]は、魔力とかが強い気がする。オレ様が魔力を感じるんだ!

GM:(カードを見る)…うん、ごめん。ここ大惨事だ。
たま:えっ!?
天音:まさか、山火事?
GM:裏山の神社には鳥居があるんですが、まずそれが見えません。土砂崩れが起きています。
天音:これは大分やばいやつなのでは?
GM:(カードを公開)『地(アーシー)』です。先に言いますが、イストグラムですね。
一同:出ておこう。


GM:色々と霊験あらたかなはずの神社ですが、鳥居が見えないぐらいに山が崩れている。
たま:山が平たくなってるなぁ。台地になってるなぁ。
GM:周囲では「家に土砂が!」とか「人が(半分ぐらい)埋まってる!」とか大騒ぎ。
奏多:それは本当にやばいな。

エルメス:「しかしこれは…いわゆる、大災害なのでは?早く神社も裏山も直して、人々を助けないと」自衛隊呼んでこいってレベル。
天音:「こんなに大きな土砂崩れを直す魔法など、あるのでしょうか?」
たま:「オレ様達で、できることをやるしかねぇようだな。このまま放置するのもよくねぇしな」

GM:ちょっとでも対処できればOKとして扱いますよ。なお、そう言っている間にも、特定の場所から土砂が湧いているようです。その上には、『地(アーシー)』がいます。
エルメス:常闇の精霊も見えたし、対処しましょうか。目標値はいくつですか?
GM:【社会】20ですね。さっきまでと同様、どういう対処をするかに合わせて、能力値を変えることもできます。


たま:土砂って濡らすと減りますよね?だから…
一同:ちょっと待て!(笑)
GM:減らないよ!?大惨事だからな!?
天音:むしろ余計…(笑)
奏多:重くなるよね?
たま:うす。落ち着きます(笑)。〈野生の力〉があるので、単純な話です。動物といえば、砂を掘り返す!

奏多:小学生とぬいぐるみだけじゃ無理なので、〈噂話〉で「神社が大変なことになってる!」と噂を流して大人を呼んできます。
天音:奏多ちゃんがその方針なら、普通の服でいいから〈芸術知識/2〉かな。こっちの方が、ダイスが増える。

エルメス:鳥居が埋まっているって描写がありましたね。なので、鳥居と会話してこの地の神様と…(一同笑)
GM:言いたいことはわかるが、鳥居?御神体とかじゃなくて?
エルメス:鳥居を通して、って感じですかね。魔法少女らしくステッキを地面に挿して、〈物品との会話〉で神と交流をしたい。ダメならAP使います。
奏多:正直でよろしい。が、それはむしろ〈精霊との会話〉な気がする。
GM:うーん、AP要求かな。
エルメス:(即座に)AP使いまーす(一同笑)。思い付いた演出はやりたいので。《応用戦術》?知らんなぁ。
たま:そうですね、やりたいのはわかります。
GM:うん。だから私は基本、ダメとは言わない。

たま:砂を掘り起こすのに1番大切なのは、【技】だと思うんですよ。
エルメス:…PLが言うのもちょっと悪い気がするけど、【体】じゃない?(一同爆笑)
奏多:否定が早い(笑)。
たま:これが、職人の、テクニックです!(一同笑)
エルメス:〈野生の力(技術)〉。…野生に職人はいない。
天音:最近、ネットとかに野生の職人はいっぱいいるよ?
奏多:確かにいっぱいいるけど(笑)。
エルメス:ネットは野生ではない気が…(笑)


色々な意味でかっ飛ばしている、たま。
結果として、たまはそのまま【体】で判定することに。


天音:4人で目標値20、《元気のまほう》込みで達成値+6か。私は4Dで8以上。まあ、出るでしょう。出なかったらAP使えばいいし。
たま:3Dで11以上か。結構厳しいな…
奏多:10以上か。
エルメス:私も3Dで10以上。
GM:判定どうぞー。


天音:(ダイスを振る)…はい、出ないー(笑)。
奏多:(ダイスを振る)出ないなぁ。
エルメス:(ダイスを振る)はい、AP。
たま:(ダイスを振る)…もう1回、そうだよな。
GM:みんな出目がひどい(笑)。

奏多:(ダイスを振る)あぁ、無理だよね。
天音:(ダイスを振る)も、もう1点!あかん今日。
たま:(ダイスを振る)ダメ、終わり!AP使います!
エルメス:(ダイスを振る×2)…いえーい。成功。
一同:おぉー。
天音:おりゃー!(ダイスを振る)あ、クリティカルしない…でも成功した。

たま:(ダイスを振る)嘘だろ!?今日出目悪くない!?なんで6とか出ないの!?
奏多:ひどいな、今日。(ダイスを振る)…これどうしよう。まあでも、使えるところまで使おう。AP使います。
天音:いやぁ…今日は出目が低い時空ですねー…
奏多:サイコロ変えよう。もう1回。(ダイスを振る)…
たま:どうすっかなー…まあ、やるだけやりましょう。スナック感覚でAP使いまーす。(ダイスを振る)…

エルメス:(たまに対して)3Dで11以上はきつい気がする。
天音:無茶しやがって…
GM:…判定の途中だけど、AP払って【技】にしてもいいですよ。
たま:(疲れた声で)…そうしましょう。まずAPを1点払って、「穴掘り職人の朝は早い」って言った後、さらにAPを1点払って…振り直します(笑)。これで10以上…出目次第。
エルメス:ガイアの夜明け。穴掘り職人、たま(笑)。
たま:(ダイスを振る)成功しました…(笑)。

GM:奏多ちゃんは?
エルメス:かなーた?主人公?
奏多:いや、そうなんだけどさぁ。(ダイスを振る)…
一同:Oh…
奏多:ラスト1回(一同笑)。出なかったらごめん!
たま:大丈夫ですよ、それは仕方ない。
奏多:(ダイスを振る)OKOK!
GM:あっ、クリティカルだ!
エルメス:最後にクリティカルすれば主人公ですよ。過程など関係ないのです。
たま:今はミドルですから。クライマックスでの活躍が主人公力ですよ!


奏多:なかなか話が通じなかったんだけど、なんとか…
GM:そうね、うん。
エルメス:言っても、我々も何回か振り直していますけどね。さらっと決まったように見えるけど(一同笑)。
天音:私も、4Dなのに2回振り直した。
エルメス:ダイスがやる気なかったから、最後は叩いた。
たま:時空がなぁ…


このシーンだけで、4人で合計13回は振り直している。
天音の言う通り、まさしく出目が低い時空である。


GM:みなさんが頑張っているのを見て、駆けつけた人達が次々を助けに加わりますね。
たま:もっと早く来てくれよ…(一同笑)
GM:そして、人々が「助かった!」「ありがとう!」とかお礼を言ったところで、土砂の侵攻は止まるわけです。
エルメス:ふう、大地が引いていく。
GM:そして『地(アーシー)』の前には、光の円が見えます。
天音:「今です、封印するのです!」
奏多:了解。じゃあ、カチッ、と。

天音:いやぁ、強かった。やっぱり[幸運のお守り]は欲しいね!
一同:そうだね。
GM:ということで、イストグラム『地(アーシー)』です。


“地” THE EARTHY

種別:常闇札(クロウカード)/イストグラム
タイミング:ダメージロール直後
対象:単体
射程:0マス
対象が発生させた、ダメージロールを0に変更する。
また、発生予定であったダメージを対象に与える。


GM:要は、ダメージ反射です。
エルメス:0にした上でダメージを与える…!?
天音:強くない!?
奏多:どっちか片方じゃないの!?すごい!
GM:ただし[射程:0マス]なので、そこには注意ですね。
天音:奏多ちゃんが使えば問題なさそうだし、場合によっては『翔(フライ)』かな。
GM:最初は、ダメージ打ち消しだけの予定だったんですけどね。よく考えたら、それだと射程が短い分《雲散霧消》の下位互換だったので。
一同:なるほどー。


GM:駆けつけてきた人の中に、1人の女性がいますね。奏多はもちろん見覚えがあります、白銀雪恵です。
奏多:「あ、雪恵お姉ちゃん!」
雪恵/GM:「みんな、どうしたの!?…大変、すぐ助けなきゃ!」と言って、救出活動に入ります。
たま:「任せておけ!オレ様は穴掘り職人だからな!(どやぁ)」
一同:どやぁ、まで言った(笑)。
奏多:「誰が洗うのかな、そのぬいぐるみ…」(一同笑)
たま:後で、自分で風呂に入る(笑)。

GM:とりあえず、状況がある程度落ち着いたところまで飛ばしますね。そうしないと、それどころじゃない。
天音:それな。


雪恵/GM:「それにしても、こんなところまで常闇の影響が広がっていたなんて…」
奏多:「ねぇ、お姉ちゃん。この街はどうなっているの?」
雪恵/GM:「…それは、私からは言えないわ」
奏多:えー!?


〈情報②〉

白銀雪恵は魔法や常闇に関して知識を持つ。
今回の件についても何か知っているようだが、彼女は語らない。
元々は、魔法学園の生徒であったという。
しかし、少なくともPC達が友枝町分校で彼女を見たことはない。


GM:魔法学園の生徒云々は、観月先生が連絡をくれてわかったことにしましょう。雪恵が生徒であったことの記録が、残されていないんですよ。
エルメス:「怪しい…」
天音:「何か、重大な事件が過去にあったのではないでしょうか?」
奏多:だろうなぁ。
GM:このままだと怪しすぎるので、もうちょっと演出しますね。雪恵さんからボーナスを差し上げます。
雪恵/GM:「ごめんなさい、今の私にできることはこれだけなの…」


白銀雪恵は、魔法使いである。
しかし、そのことを示す記録はなかった。
唯一の証拠は、彼女の手によって、4人に活力が戻ったことのみだった。

彼女は祈り、願う。
「―――彼の者達に、祝福を」


GM:全員、APを2点回復してください。
たま:やったー…!大好き!
エルメス:そして、マナソースも降ってきますね。
GM:今回は、それも雪恵の魔法によるものということになりますね。

奏多:「ねぇ、雪恵お姉ちゃん。(少し考えて)ここで聞いちゃうのもあれだけど…夢に出てきたこと、ある?」
天音:その聞き方はさすがに無茶なんじゃ…
奏多:まあね。でも、多分キャラ的にはこう聞くと思う。
雪恵/GM:「そうね…もしかしたら、そうかもしれないわ」強く願うと、そういうこともあるって言いますしね。
奏多:「ごめんね、変なこと聞いて」
雪恵/GM:「大丈夫よ。それより、奏多ちゃん達こそ大丈夫?」
奏多:(元気よく)「うん!全然平気だよ!」
天音:RP上は問題ない(笑)。

エルメス:雪恵さんは、我々も知ってます?
GM:はい、友枝町の住人ですよ。
エルメス:なら、最後に「あなたが何を考えているかはわかりませんが、奏多はあなたをとても慕っています。願わくば…(視線を外し)あなたが、私達の敵にならなければいいなって、思っています」
雪恵/GM:「…ええ、私もそうならないことを望むわ」


そしてデータ的処理に移行。
期待を込め、4人はマナソースを引いた…が、そう上手くいくとは限らないわけで。


たま:(エルメスのマナソースを見て)辛い…(笑)
エルメス:おかしい。数字が[2・2・4]…ダイスだとしても期待値届いてない(一同笑)。
奏多:ブラックジャックなら、確実にもう1ヒットだね。次に何を引いてもバーストしない(笑)。
エルメス:全然嬉しくない!(一同笑)

GM:[街の危機]は(ダイスを振る)…7点上昇。
奏多:7はいいよ、通しで。
天音:AP大事。我々は今、出目に寛容だから(笑)。
たま:[休息]しましょうか…
GM:そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。もちろん、その辺りを考慮してギミックを作っているので。


現在の[街の危機]:17?


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06.商店街:『鏡/THE MIRROR』/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【06.商店街:『鏡/THE MIRROR』】


GM:次のシーンプレイヤーは天音ですね。
天音:どこか面白いところ…[商店街]にしよう。天文台は、奏多ちゃんが万全な時に行きたい。

GM:(カードを見る)そうすると、商店街で買い物をしている『奏多』がいますね。
天音:…え?
奏多:このシーン…わたしは出ない方が面白そう(笑)。
エルメス:登場しまーす。
たま:一旦舞台裏予定で。危なくなったら出ます。


奏多:天音に鍵を渡します。「やっといて…」(一同笑)
天音:「あ、これ…他の人でも使えるのですね」
エルメス:「天音、当然ですよ。これは、魔法少女アニメじゃないんですから」
GM:そもそも、オープニングで雪恵さんが渡したしね。
たま:「すまねぇが、オレ様達は休ませてもらう。よろしく頼むな」と言って、洗濯機に入っていきます。
GM:洗濯機が泥だらけに…(笑)

エルメス:そしてさっき鍵を渡したはずの奏多がなぜかいる、と。「…あれは、奏多では?」


商店街から聞こえてきたのは、『奏多』と店主の言い合いだった。
「なんで呼び止めるの?」
「いやいやお嬢ちゃん、金払ってもらわなきゃ!」
「…お金って、なぁに?」


奏多:割と大変だ(笑)。
エルメス:奏多が、原始人みたいなことを言っている…
GM:そうしたら、この『奏多』の正体を見破る判定をしましょう。基本は【社会】16で。

天音・エルメス:〈絆:春日奏多/3〉を使います(きっぱり)。
GM:…ですよねー。

エルメス:奏多が好きな食べ物とか色とかを全部聞きだして、「お前は偽物だ!」って方向でいこう。
天音:(ダイスを振る)よし、クリティカル!経歴の[目星]があるから、マナソースを1枚ください。
GM:(マナソースを渡す)どうぞ、ハートの7ですね。
エルメス:(ダイスを振る)こちらは普通に成功した。


GM:では『奏多』の正体が判明しますね。(カードを公開)『鏡(ミラー)』です。
天音:「あれは、奏多ちゃんではありませんわ」と言って、鍵を杖にして『鏡(ミラー)』の頭を叩く。えいっ!
奏多:え、叩くの!?
エルメス:商店街の人に「大丈夫、これは映画の撮影です」って説明しておく(一同笑)。
GM:それなら『奏多』こと『鏡(ミラー)』は、そのまま封印されますね。…この演出だと、喋るまでもなかった。

天音:「ご迷惑をおかけしましたわ」と言って、『鏡(ミラー)』が持って行こうとしていたものをお店に返す。
店主/GM:「お、おう。ありがとう…?」
エルメス:「あれは奏多ではなく、魔法の幻影。奏多は、家でのびのびしてます。のびちまうわーってぐらい」(一同笑)
奏多:どういう表現なの、それ…(笑)
店主/GM:「…魔法が資格になるこのご時世だし、そういうこともあるのかもしれんな。ともあれ、助かった」
エルメス:「天音、ナイスバッティングでした」


GM:では、2人ともマナソースをどうぞ。
エルメス:いえーい。もう2は要らない、絵札を…!
天音:で、来るのが3なんでしょ?
エルメス:いやー、そんなことあるわけないじゃないですか…(マナソースを引く)


エルメスが引いたマナソースは、ハートの3だった。


一同:(爆笑)
エルメス:どうなってるんだこれは!!(絶叫)
GM:ひどい…(笑)
奏多:むしろすごい(笑)。
たま:フラグを回収してる…(笑)
天音:言うと出るものだね…(笑)

GM:[街の危機]は(ダイスを振る)…8点ですね。
天音:8は消していこう。APを1点払う。
GM:舞台裏の処理は何をします?
奏多:[休息]で、APを2点回復。
たま:[幸運のお守り]3個入手します。


現在の[街の危機]:17?


[戻る:05.神社(裏山):『地/THE EARTHY』]← →[進む:07.ミュージアム:『闘/THE FIGHT』]

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07.ミュージアム:『闘/THE FIGHT』/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【07.ミュージアム:『闘/THE FIGHT』】


エルメス:次は私がシーンプレイヤーですね。[ミュージアム]に行きます。
GM:(カードを見る)ミュージアムには開けた場所があるんですが、そこに人だかりができていて、熱気に包まれていますね。もはやアリーナ(闘技場)と化しています。
奏多:アリーナ…?
GM:(カードを公開)『闘(ファイト)』!勝負だー!!
エルメス:(試合に向けてアップを行うジェスチャー)


GM:判定は【社会】17で…ほぼ【体】な気もしますが。
天音:【技】でもいけそう。
エルメス:私が【体】で勝負をして、みんなに観客席やセコンドから支援してもらう演出にすれば、色々な能力値でいけそうですね。
GM:あぁ、確かにそうですね。
エルメス:私は、ちょっとね。殺しに行きます(一同笑)。
たま:殺すのか(笑)。

天音:私は登場する。[幸運のお守り]は要らない。
奏多:ここは、アイテムをもらっておきたい。
たま:アイテムをもう1回もらいます。
GM:はい、そしたら2人登場ですね。


エルメス:1VS1で戦って、『闘(ファイト)』を無力化します。スキルは…キメるぜ、〈魔法薬〉(一同笑)。
たま:ドーピングかぁ(笑)。
エルメス:常闇と殴り合うわけですからね。魔法の薬で、反応速度を上げます。演出で、首をコキコキやりながら…
奏多:女子小学生であることを忘れてない!?
GM:人造生命もやるんだ、それ。
エルメス:昨今のアニメでは、これぐらいぶっ飛んでいる方がネットで人気が出ます。

天音:私は〈芸術知識/2〉で、応援幕を作る。普通に【社会】で。…協力とか込みで、出目8以上か。頑張ろう。
たま:4Dなら出ますよ、きっと。

GM:判定どうぞー。
エルメス:顎を狙う!(ダイスを振る)クリティカル!
天音:出る出る。(ダイスを振る)…出ない。振り直し。
たま:あぁ、[2・2・3・3]。
天音:(ダイスを振る)今度は成功。8以上だから大丈夫。応援幕を出して「頑張ってください!」


エルメス:天音の応援をバックに、力がみなぎります。
GM:ちなみに、『闘(ファイト)』は素手格闘系です。
一同:ファイッ!(カーン)

エルメス:ゴングが鳴った瞬間、姿を消します。その直後、背後に現れます。
GM:『闘(ファイト)』は「なにっ!消えた!?」的な反応をしますね。そしてエルメスに気付いて、手刀を入れようとしますが…
エルメス:「残念。それは残像です」と。そして、鳩尾に一撃!
GM:それじゃ、成す術もなくノックアウトされます。
エルメス:無力化したので、奏多の鍵を使って封印します。


難なく常闇札(クロウカード)を封印し、2人はマナソースを入手する。
舞台裏の処理も行い、今後のイストグラム乱舞に備える。
また、[街の危機]は上昇しなかった。


エルメス:やっと絵札だー!(歓喜)
一同:この喜びよう(笑)。
エルメス:私のデータは、絵札がないと一気に弱くなるので…
たま:みんなで交換して渡せばいいんですよ。
GM:プレイスがマナソースじゃない都合上、マナソースの引きが悪かったり偏ったりする可能性が通常より高いんですよね。なので、常闇札(クロウカード)は共有としています。
天音:後で[魔法学園]に行く権利をあげよう(笑)。
エルメス:観月先生…JOKERをください…


現在の[街の危機]:17?


[戻る:06.商店街:『鏡/THE MIRROR』]← →[進む:08.天文台:『火/THE FIREY』]

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08.天文台:『火/THE FIREY』/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【08.天文台:『火/THE FIREY』】


GM:シーンプレイヤーが奏多に戻りますね。どこに行きます?
天音:[天文台]じゃないの?
奏多:だよね。[天文台]に行きます。
一同:登場しまーす。


GM:(カードを見る)天文台からは、一際輝く星が見えます。その星は、少しずつ大きくなっていますね。
たま:きらーん。
GM:よく見ると、燃え上がった星が近付いてきています。(カードを公開)『火(ファイアリー)』ですね。イストグラムです。
エルメス:おお、これはやばい。死んでしまう。

GM:その星が特に目立つんですが、実は他にも同じようなのが降ってきています。
エルメス:「これは…すなわち、世界の滅亡では?」
たま:「オレ様は、これを早く止めなきゃいけねぇ。なんせ、オレ様の魔法は水だからな!(どやぁ)」
一同:本当だ!
エルメス:「テス、私は知っています。水は、炎に強い」


GM:これまで通りの方式で、判定は【社会】20です。
たま:できる限り、被害を抑えましょう。《キャスト:水》を使う演出で、【心】で判定します。スキルは…〈魔法儀式〉で簡易的な儀式を行って、魔法の効力を高めます。
奏多:〈結界形成〉を使います。大気圏の空気の密度を魔法で高めて、星を燃え尽きさせる!
エルメス:私も〈結界形成〉。奏多と一緒に、結界を強化する。
天音:すごく物理的(笑)。私は〈魔法芸術〉で、そんな奏多ちゃんに相応しい服を用意します。

奏多:(ダイスを振る)[幸運のお守り]1個使って成功。


他の3人も、判定に無事成功した。


GM:では、演出どうぞー。
奏多:フレーバーだけど、ここでカードを公開しますね。


奏多は1枚の常闇札(クロウカード)を掲げ、精霊の名を喚んだ。
「お願い、『風(ウィンディ)』!力を貸して!」
そのカードは、最初の常闇札(クロウカード)―――かつて見た夢で、雪恵から受け取ったものだった。


“風” THE WINDY

種別:常闇札(クロウカード)
タイミング:本文
対象:本文
射程:本文
それまでのセッション中に使用された常闇札(クロウカード)の効果1つをコピーして使用できる。
[タイミング:常時]の常闇札(クロウカード)はコピーできない。


エルメス:やっぱり、最初は『風(ウィンディ)』だったんですね。
奏多:ということで、『風(ウィンディ)』を召喚します。降ってくる星に向かい風を浴びせ、空気抵抗で炎を消します。
エルメス:私は、そこから漏れて降ってくる炎から私達を護るための結界を張ります。
たま:《キャスト:水》で泡を作って、奏多を包みます。
奏多:「たまちゃん、ありがとう!」
たま:「任せとけ!」

GM:じゃあそうして炎が収まったところで、封印といきましょうか。『火(ファイアリー)』が天文台まで下りてきます。光の円ができていて、既に封印できる状態ですね。
奏多:では、鍵を挿します。カチッ、と。
GM:ということで、『火(ファイアリー)』入手ですね。


“火” THE FIREY

種別:常闇札(クロウカード)/イストグラム
タイミング:ダメージロール直後
対象:自身
射程:なし
[対象:単体]への攻撃にのみ有効。
対象が与えるダメージに+10Dし、そのダメージロールでは全て6の目が出たものとして計算する。


GM:これは、本来のダメージロールとか支援とか全部含めて、ダイス目を6にします。
奏多:ダメージ+60かと思ったら、もっと強かった(笑)。
天音:Aのマナソースと一緒に使うとすごい効果に(笑)。
GM:《☆絶望を破る者》も組めますよ。
エルメス:欲しい…すごく欲しい…
たま:すごい、計算が楽になる。


GM:奏多が常闇札(クロウカード)を手にした瞬間、みなさんはまた幻影を見ます。イメージとしては、さっきの『火(ファイアリー)』を防げず、周囲が炎に包まれている光景ですね。
天音:世界滅亡だぁ。
GM:同時に、時間軸がビジョンとして流れてきます。…その時間軸は、みなさんから見て10年後であることを感覚で理解します。


そしてもう1つ、GMはPL向けに説明した。
奏多達が現在と認識している時間は、『駅前魔法学園!!』公式で設定されている「現在」よりも10年前であること。
これは同時に、奏多達が幻影を通して見ている光景は、公式でいう「現在」のものであることを指す。
つまり、『常闇札の封印(the Card of CLOW)』は、公式と時間軸が違う…10年前の話なのである。


エルメス:「10年後の、ビジョン…」
GM:そうなったところで、その光景を通して声が聞こえ…常闇の精霊が語りかけます。
精霊/GM:「―――汝らが今見る街、これこそが真の姿」
奏多:「…えっ!?」


〈情報③〉

友枝町およびこの世界は、既に常闇によって滅ぼされている、と精霊は語る。
それが本当ならば、今ここにある友枝町は一体どうなっているのだろうか。


一同:!?
エルメス:「私達は夢を見ているのでしょうか、果たして…?」これは、そもそも私達は一体どうなっているのか、って問題もありますよね。
天音:「それは、まだ…わかりませんわ」
GM:情報自体、まだ半分残っていますからね。
エルメス:「にわかには、信じられませんが…」
奏多:「だって、今日家を出る時…お父さんもお母さんもお兄ちゃんもいたよ!雪恵お姉ちゃんだってさっき会ったよ!」

エルメス:精霊に聞いてみます。「ならば、今のこの街は?」
精霊/GM:「―――この街は、常闇より出でしもの」
たま:「オレ達はなんなんだ!?」
精霊/GM:「―――汝らもまた、この街に等しきもの」


友枝町も、奏多達も、常闇によるもの―――。
精霊の語りは、少女達の心に影を与えるのに十分すぎた。


奏多:そっか、常闇なんだ…(乾いた笑い)。
GM:うふふふふ(笑)。
一同:おおう…

GM:最初に私は「舞台が違うため、公式NPCへの絆の取得は非推奨」と言いましたね。その本当の理由はこれです。世界が滅んでいるからね。
奏多:あぁ、出てこられないんだ。時間軸も違うから、単純にいないんだ。
エルメス:色々聞きたいけど長くなっちゃうから、今はこの辺りにしておこうかな。
GM:また、情報を得たり質問したりする機会はありますからね。


エルメス:「奏多、大丈夫ですか?」動揺していたみたいなので。
奏多:「う、うん。ただ…ちょっと、受け入れられない…かな」
エルメス:「さっき天音が言った通り、真実の全てが明らかになったわけではありません。常闇が、私達を惑わそうとしている可能性もあります」
天音:それな。確かに。

エルメス:「だから、落ち着いて。深呼吸」
奏多:「うん…そうだよね」
天音:「私達は、できることをするだけですわ」
たま:「あぁ。その通りだがう」


動揺が抑えきれない奏多。
雪恵から受け取った『風(ウィンディ)』のカードを握りしめて呟いた。
「そんな…お姉ちゃん、嘘だよね?」
その声は、幻影の中に吸い込まれていった。


GM:演出が終わったので、データの処理をします。マナソースを渡して、[街の危機]を増やしますね。こんな経緯だもの、そりゃ増えるでしょ?
天音:これは確かに増えるなぁ。我々も常闇の可能性があるわけだし。
GM:(ダイスを振る)…5点。
天音:5は許そう。
奏多:スルー。スルー。


現在の[街の危機]:22?


[戻る:07.ミュージアム:『闘/THE FIGHT』]← →[進む:09.公園:『時/THE TIME』]

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09.公園:『時/THE TIME』/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【09.公園:『時/THE TIME』】


GM:次に行きましょう。シーンプレイヤーは、たま。
たま:はーい。[公園]に行きます。

GM:(カードを見る)公園では、子供達が遊んでいますね。ほとんどが、奏多達と同じ学校の子供です。なんてことのない日常的な光景ですが、一瞬にして彼らの動きが全員止まります。
天音:時間系かな。
GM:はい、(カードを公開)『時(タイム)』です。公園にある時計台の針が突然動きを止め、その瞬間に全てが止まりました。
エルメス:時が止まっているのか。イストグラムだし、出ておきましょう。
一同:登場します。


天音:どうやって解決すればいいんだろう…?
GM:目的は「時間を動かす=子供達が動けるようにする」ことですが、そこに至るまでの過程は割と自由です。目標値は【社会】19とします。

エルメス:時計台に〈物品との会話〉で語りかける。「あなたが動かなければ、世界は止まったまま…」
たま:公園なら、放送機器がありますよね。放送を通して、子供達に「起きてくれないか?」と呼びかけ、【心】で判定します。
天音:私は〈魔法のお店〉で、魔法使い用の時計を調達してくる。こうすれば、常闇の効果に巻き込まれないはず。
奏多:〈天文知識〉。今日の日の入り時間を確認する。日が沈む以上、時間は動かざるを得ないはず!
GM:そうね。それはすごく納得した。


そして、4人とも無事に1回で判定に成功した。


一同:流れがきたね。
エルメス:「さぁ、世界よ動け。…たとえ、ここが偽りの世界であったとしても」
GM:みなさんの手によって再び時計は動きだし、子供達も再び遊び始めますね。


GM:では、そうしたところで…今度は周囲が闇に包まれます。
エルメス:「常闇の反応が増大中…これは、危険」
天音:今度は一体何が…
GM:その常闇から1人の女性が現れます。銀髪で黒服ですね。
奏多:その人が出てくるの!?(一同笑)
GM:そして、その顔は―――


髪の色と纏う雰囲気こそ違ったが、奏多はその顔にすぐに気が付いた。
そして、奏多は彼女に震える声で尋ねた。
「雪恵、お姉、ちゃん…?」


雪恵/GM:(暗く沈んだ声で)「あなた達は見てしまったようね。この世界の真の姿を…」
エルメス:「あなたは、全て知っていたのですか?」
雪恵/GM:「…ええ。それを引き起こしてしまったのは、私だから…」
奏多:「一体、どうしてこうなっちゃったの?」


奏多の問いに、雪恵は応える。
3枚の常闇札(クロウカード)を取り出し、彼女は言った。
「『常闇札(クロウカード)』は、私が護らなければならなかった。
けれど、私は…常闇に耐えられなかった。
はっきりとは覚えていないの。
ただ、私は常闇に呑まれた。体も、心も、全て。
やがて、常闇はこの街に、そして世界に広がって…」


〈情報④〉

白銀雪恵は『常闇の使徒』である。
本来、常闇札(クロウカード)を護るのは彼女の役目だった。
しかし、常闇の影響を受け続けた結果、精神が少しずつ歪んでいった。
そして、『常闇の使徒』として覚醒し、世界を常闇で滅ぼした。


ここで、『駅前魔法学園!!』そのものの設定が関わってくるので解説。
公式NPCに、『常闇の使徒』フリューデンスという人物が登場する。設定上は、世界から希望を奪い取ろうとする、いわゆる「敵の幹部・事件の黒幕」ポジションである。
今回は、彼女の「かつては人間で、魔法学園の生徒だった説がある」設定を採用した。公式設定の時間軸である10年後、白銀雪恵は『常闇の使徒』として世界から希望を消し、全てを滅ぼしてしまった。


一同:…
奏多:(頭を抱えて)あぁー…あぁ、そう。
エルメス:よかった、雪恵さんに〈絆〉取ってなくて。取ってもそれはそれで面白いだろうけど。
奏多:〈絆:白銀雪恵/3〉だよ…3レベルだよ…
GM:ふふふ、これがやりたかった(笑)。
奏多:だよねー…
一同:おめでとう(笑)。


エルメス:「ならば、この街の外は既に…」
雪恵/GM:「…ええ、想像の通りよ」
エルメス:滅んでるのか。なら…「なぜ、この街だけがこのように?」
雪恵/GM:「それは、私の罪滅ぼしよ。私が、白銀雪恵としてできたのは…これが限界だった」
GM:ここまで話すんですが、この先は次の情報項目になるので…ここで闇に姿をかき消されます。
天音:渋るなぁ(笑)。


エルメス:我々も彼女を知っているから、さすがにショックを受けるなぁ。「常闇の使徒にしては…随分と不可解な点が多いですね」
奏多:(即座に)「違うよ…お姉ちゃんは、常闇なんかじゃないよ!」
エルメス:「そう思いたい気持ちはわかります。私だって、信じたくはありません。でも…最初からそう決めつけるのは、逃げではありませんか?」
奏多:「…」


エルメスは、奏多に諭すように言う。
「真実はまだ、どちらにも確定していません。
奏多…辛いのはわかります。けれど、今のあなたは、下を向くべき時ではないと思います。
私達もいます。辛いけれど、見に行かなくてはいけません」


奏多:(不安げに)「…頑張ったところで、みんなは戻ってくるのかな?」
たま:「やってみねぇと、何も始まらねぇんじゃないか?」
天音:奏多ちゃんの手を取って「まずは、やれることからやっていきましょう」

奏多:みんなの手を、ぎゅっと強く握る。「ありがとう…みんな、手伝ってくれる?まだ、知らなきゃいけないことがあるはずなんだ」
エルメス:「テス、もちろんです。それが『友達』だと、みんなから教わりました」
たま:「もちろんだがう!オレ様は、奏多のことが大好きだからな!なんでも頼ってくれ(どやっ)」


奏多:…思い出した。これ、原作で言う『月(ユエ)』の審判だよね。
GM:言わなかったけど、雪恵お姉さんは雪兎お兄さんのポジションですから。
奏多:知ってる!…そんな気はした。

天音:年齢も、時間軸的に合ってるしね。
たま:それに、苗字が「白銀」…名前的にも合ってる。
GM:そして、真の姿があるでしょ?
一同:あるねぇ。なるほど。
天音:何かを隠しているところまではわかったけど、まさか『常闇の使徒』だったとは…


そして、データ的処理へ。常闇札(クロウカード)『時(タイム)』とマナソースを入手した。
[街の危機]は打ち消され、上昇しなかった。


“時” THE TIME

種別:常闇札(クロウカード)/イストグラム
タイミング:判定の直後
対象:単体
射程:0マス
対象が行った判定の結果を、任意のダイス目として扱う。
(最低2、最高12)


現在の[街の危機]:22?


[戻る:08.天文台:『火/THE FIREY』]← →[進む:10.駅:『水/THE WATERY』]

[最初に戻る]

10.駅:『水/THE WATERY』/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【10.駅:『水/THE WATERY』】


GM:シーンプレイヤーは天音、この時点でプレイスは残り1か所+[魔法学園]ですね。イストグラムは残り2枚。
天音:もちろん[駅]に行くよ。

GM:では、そこに行くと雨が降り始めますね。降ってきた雨は段々と強くなり、やがて洪水になります。
天音:自然災害が多い(笑)。
GM:四大元素がイストグラムなので、仕方ないのですよ。ということで、(カードを公開)『水(ウォーティ)』です。
エルメス:あぁ、世界が泣いている。これを止めればいいんですね?
GM:そうですね。目標値は【社会】20です。


天音:〈噂話〉で人を集め、【心】を込めて説得します。堤防を作ったりして洪水を食い止めるためにも、人数が必要!
たま:天音が人を呼んでくれるなら、来てくれた人に堤防の作り方を教えます。【心】を使ってアドバイス。
エルメス:紙おむつで使うような、水をたくさん吸う素材がありますよね。〈魔法薬〉でそれを作って、水を減らす。
奏多:ゼラチンみたいな?(笑)
エルメス:そして薬がたくさん必要。だから、とにかく投げる。投げ続けるスタミナ、つまり【体】が大事。
奏多:その薬を、エルメスと一緒に鍵に乗って空から撒く演出で、〈ほうき飛行/2〉。これで【技】で判定する。
GM:また燃費の悪いことを…(笑)

一同:(ダイスを振る)成功です。
天音:もしかしてみんなの出目が最初悪かったのって、エルメスの引きが弱かったからでは…?
奏多:人のせいにするのはやめようよ!?


まさしく、風評被害である。


GM:ともあれ、撒かれた薬などで水は抑えられていきますね。
エルメス:「奏多、そのコーナーを右に」
GM:ドリフト走行?(笑)
天音:一方その頃、水を吸ったぷるぷるする玉が下に落ちてくるので、それを転がしたり…
たま:「これは、こうやって積むがう!頑張るがう!」ってアドバイスしたりします。

GM:そうやって、ある程度水がはけたところで、『水(ウォーティ)』が降りてきますね。
奏多:じゃあ封印しよう。ガチッ、と。


“水” THE WATERY

種別:常闇札(クロウカード)/イストグラム
タイミング:イニシアチブ
対象:6エリア
射程:0~5マス
対象に〈真〉10Dのダメージを与える。
判定は行わず、直接ダメージを発生させる。


GM:『水(ウォーティ)』は、《☆流星雨》のダメージ2倍と思ってもらえれば。
エルメス:これが欲しかった!!《スペルコピー:刻みのルーン》も乗る!


GM:常闇札(クロウカード)の封印を続けていても、街への影響は収まらないですね。街のあちこちがボロボロになって、剥がれ落ち、黒く染まっています。
エルメス:「虚構の世界が、崩れてきているようですね」
GM:そして、その街でまた1つの幻影を見ます。


そこは、戦場として崩壊した友枝町。
周囲の建物は全て崩れ、常闇に飲まれようとしている。
その中心で、絶望する1人の女―――その身体を常闇に侵された、白銀雪恵がいた。
「あぁ、私のせいで…この世界は滅んでしまう…
…けれど、私には、あと1つだけできることがある」
彼女が言葉を発する間にも、常闇は迫ってくる。

全てが常闇に飲みこまれる直前、彼女は巨大な鍵を虚空に挿し、魔力を込めた。
「…『発進(イグナイト)』!」
そして、彼女は常闇の精霊を喚ぶ。

「闇から出でし精霊よ。契約の元に命ずる。
彼の地を、彼の者を、在りし時に戻せ。
―――『戻(リターン)』!
真の姿を我が前に示せ。『封印解除(レリーズ)』!」

膨大な魔力が渦巻く中、彼女は呟いた。
「ごめんなさい、みんな。ごめんね、奏多ちゃん…」


GM:ということで、雪恵は常闇札(クロウカード)『戻(リターン)』を使いました。(最初のマスターシーンで伏せたカードを公開する)


〈情報⑤〉/“戻” THE RETURN

種別:常闇札/情報⑤
過去に戻ることができる。
『常闇の使徒』は、世界が滅ぶ直前に、白銀雪恵としての意識を取り戻した。
自責の念に駆られた彼女は、10年前に時間を戻した。
今回の舞台の友枝町は、常闇札で作りだした仮初の姿だ。


天音:そんなカードがあったんだ…
GM:このカードは、常闇札(クロウカード)でもあり情報⑤でもあり、このストーリーの根幹でもありますね。
一同:なるほど。

エルメス:この世界は、元々あった友枝町の時間を巻き戻して作ったってことですか?
GM:友枝町は元々ありますね。滅んでしまったのを常闇で無理矢理戻したものなので、この通り常闇が現れてきているわけですが。
エルメス:すごく微妙ではありますが、一応現実なんですね。我々は、何もないところから生み出された無の存在、ってわけじゃないですよね?
GM:そこは大丈夫ですよ。少なくともあなた達は、生まれてから今までの記憶をちゃんと持っています。

エルメス:よかった、まだ救いがある設定だった…
天音:まあさすがに、駅魔だしね。
エルメス:10年後、死んだんだろうなぁ…
奏多:だろうね。

GM:まあ、ここに常闇が潜む限り、10年後にまた同じことが繰り返されるわけですけどね。永遠に。
たま:繰り返しかぁ…
GM:そして『戻(リターン)』を公開したので、更に説明を加えます。雪恵がさっき持っていたカードはこの通りです。


ここで、GMは『戻(リターン)』の隣に2枚の常闇札(クロウカード)を置いた。
1つは『闇(ダーク)』。常闇に包まれた彼女自身を指す。
もう1つは『影(シャドウ)』。『常闇の使徒』と白銀雪恵が、表裏一体で存在していることを指す。


GM:ということで、3枚の常闇札(クロウカード)を使っているでしょ?[街の危機]の初期値は30です。
奏多:なるほどねー…え、じゃあ[街の危機]は既に結構高いってことに…(笑)
GM:なので、本当の[街の危機]は現在52ですね。


さらに、GMはこれまでのプレイスを場から排除し、新たに1枚の常闇札(クロウカード)を場に配置した。


GM:ではその時、周囲の風景が一気に崩れ去る!そして、辺りは闇に満ちた空間へと変わっていきます。
天音:これ、どうやって元の世界に戻すんだろう?
GM:まだ情報⑥と[魔法学園]が残っていますからね。その辺りでわかるはずですよ。
エルメス:最後のイストグラムは奏多に行ってほしいから、私は次で[魔法学園]に行こうかな。


GM:そしたらデータ処理ですね。マナソースをどうぞ。
天音:(マナソースを引く)…そろそろ絵札が欲しいから、[街の危機]を上げて引き直します。
GM:そしたら、[街の危機]+1Dです。
天音:(ダイスを振る)4。

エルメス:絵札が少ない…
GM:え、そんなこと言ったら…(他のPLのマナソースを見る)
奏多:そうだね、いつの間にもっとひどいことになってる(絵札0)。
たま:ダイヤの絵札が欲しい…
天音:あ、本当だ。ダイヤの絵札が場に1枚もない。
たま:きっと今頃、山札の中ですやすやしているんでしょう。
エルメス:それと、[街の危機判定]も不安…


[街の危機]の上昇はクラガリの引き直しのみで、シーン終了時には上昇しなかった。


現在の[街の危機]:56


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11.魔法学園:『名前のないカード』/駅前魔法学園!! リプレイ「常闇札の封印」

【11.魔法学園:『名前のないカード』】


エルメス:合理的な口実ができたので、[魔法学園]…へ、行っていいですよね?
GM:大丈夫ですよ、[魔法学園]はあります。
奏多:登場したら、マナソースもらえるんだっけ?
GM:それは常闇札(クロウカード)を入手した場合なので、今回はないですね。
奏多・たま・天音:それなら舞台裏で。


GM:学園には、観月先生がいますね。
エルメス:先生には真実を伝えておこう。1人で戻ってきて「先生、今…お時間よろしいでしょうか?」
観月先生/GM:「ええ。どうしたの?」
エルメス:「先生は、この世界がおかしいと思ったことはありますか?」
観月先生/GM:「この事件よりも少し前から、妙に常闇の力が強まっている印象を受けたわね…」

エルメス:さすがに、全部は掴んでないか。「そうですか。…先生。私達魔法使いは、常闇を封じて、街の人々の笑顔を護ること…それが使命ですよね?」
観月先生/GM:「そうね。魔法の理念を理解してもらえているのは、先生として、とても嬉しいわ」

エルメス:「これは仮定…IFの話ですが、自分が1番大切だと思う人が、常闇と戦わなければいけなくて…大切な人か常闇のどちらかを取らなければならないとしたら、先生はどちらを取りますか?」
観月先生/GM:「悩むまでもないわ。私は、大切な人を選ぶ」
エルメス:「…先生は、感情的なのですね」
観月先生/GM:「そうとも言えるわね。感情があるからこそ、この世界の魔法は成り立っているのよ」
エルメス:「テス、また1つ勉強になりました」


エルメスの言葉を受け、観月先生は言う。
「もし常闇で辛い思いや、悲しい思いをする人がいたら、どうかその人の傍にいてあげて。
常闇は、人の心の闇…苦しみや悲しみを起源にするもの。そこに必要なのは、希望を持つことよ。
もし辛くて挫けてしまっても、本当にダメだと思っても、その時はまたやり直せばいいの」


エルメス:「やり直す…ですか?」
観月先生/GM:「ええ。希望を持ち続けていれば、(学園を見回して)この街だってきっと元の姿に戻すことができる。…私は、そう信じているから」
エルメス:「希望…」先生、もうわかっているっぽいな。
GM:そう言って、観月先生はエルメスに1枚のカードを渡します。


“名前のないカード”

種別:常闇札(クロウカード)/マナソース
魔法学園に唯一残されていたマナソース。
カードだが、そこには何も書かれていない。
※全員で共有できるマナソース(JOKER)として扱う。このカードで、街の危機は上昇しない。


天音:ほーう。
奏多:(カードを見て笑いだす)
エルメス:…GM。この裏、みんなに見せてもいいですか?
GM:どうぞ。
エルメス:何も書いてない…(困惑)
GM:ということで、それは『名前のないカード』です。
天音:「お金ウハウハになるカード」とか書いたら本当になるやつか(笑)
。

GM:そこには何も書かれていませんが、強い魔力を感じます。データ的にはJOKERのマナソースですね。
エルメス:名前のないカード。ほうほう。白紙の常闇札(クロウカード)、みたいな感じですね。
GM:実はこれ、劇場版に出てきたカードなんですよ。
一同:あぁー。

エルメス:「常闇札(クロウカード)…?いえ、それにしては…魔力の方向性が定まっていないような…」
観月先生/GM:「そのカードだけでは、ただの魔力の欠片にすぎないわ。けれど、それはきっとこの街を元に戻すのに…そして、春日さんにとって必要なものだから」


エルメス:…ちょっと待ってください。奏多は今、絵札を持っていないので…もし次までに奏多が絵札を引けなかったら交換できないから、これは私のもの…?
GM:えーと。これはちょっと特殊なんですが、常闇札(クロウカード)と同じように、全員で共有できるマナソースとして扱います。
一同:よかったー!!(拍手)
エルメス:希望は1人だけのものじゃない、みんなのためにある!
GM:今回は絵札が来ない可能性もあるので、こういう処理にしました。
エルメス:RPでも言ってもらったし、絶対奏多に渡したい。でも、データ的に渡せるかすごく不安だった…!
GM:大丈夫、場に置いてください。


観月先生/GM:「どうか、希望を忘れないで」
エルメス:「そうですね。この世界が偽りだとしても、その後の結末は、同じとは限りません。だって、ここには私達…心強い友達と、その、ペットもいますから」
GM:なんで分けた!?(一同笑)
たま:友達でもいいじゃない…(笑)
観月先生/GM:「あなた達はここにいる。それは、私達にとって、紛れもない事実よ」
エルメス:「先生、ありがとう」これにどんな未来を描くかは…奏多に任せよう(一同笑)。

たま:投げた…がんばってください(笑)。
天音:奏多ちゃんなら、きっといいようにやってくれるでしょう(笑)。
奏多:そうね。
エルメス:もちろん協力はしますが、奏多に任せよーっと(笑)。
天音:最後にクラフトマジックやるのかな?


クラフトマジックを入れることも考えたが、戦闘と併用するとマナソースが足りない。
あと、ダブルクライマックスになったら、いったい何時までかかったのやら。


GM:ではシーンを終了するので、舞台裏の処理などどうぞ。
奏多:[幸運のお守り]3個。
たま:[幸運のお守り]1個、[万能薬]2個。
天音:[幸運のお守り]2個、[万能薬]1個で。
エルメス:結局アイテム取れなかった…
GM:次のシーンに出なければもらえるよ(笑)。
エルメス:さすがにそれはちょっと(笑)。

GM:[街の危機]増やすよー(ダイスを振る)…5。
天音:5も許してやろう。
奏多:スルー。スルー。


GM:ちぇー。《時操術》持ってたのに使えなかった。
エルメス:…それ、どんなマギアーツでしたっけ?
GM:絶対実現しないので、ネタばらしします。もし『名前のないカード』を回収しないでクライマックスに行ったら、《時操術》で、この唯一のマナソースを奪う予定でした。
一同:!?


現在の[街の危機]:61


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